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耐震工事など、高額リフォームが人気
住宅リフォーム市場拡大

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2011/05/22 14:00

 住宅リフォームの需要が伸びており、中古住宅の販売増加や高額リフォームなどへの注目が高まっている。

 長く居住していた住宅に新たな設備などを導入して、リフォームを進める人が増加傾向にあり、住宅リフォーム市場の拡大が続いている。

 矢野経済研究所が、今年1月から3月にかけて日本国内の住宅リフォーム関連事業者など11社を対象に実施した調査結果によると、2010年の住宅リフォーム市場規模は前年比13%増となる5兆9439億円にまで成長した。

 とりわけ、1工事あたり500万円以上の高額リフォームが、昨年はリフォーム市場全体の3割に上る1兆4000億円の売上を記録しており、今後も右肩上がりの増加が見込まれている。

 今回の調査結果は、今年3月に発生した東日本大震災による影響を考慮していないものの、長期的に予測された2020年の住宅リフォーム市場規模は、2010年比で約27%増となる7兆5000億円まで拡大するとみられている。

 また政府の新成長戦略で、中古住宅売買市場が今後10年で倍増するとの目標計画もあり、中古住宅の流通過程で実施されるリフォーム工事の増加も、追い風となりそうだ。単なる設備の交換・維持といった表面的なリフォームではなく、耐震改修工事の実施も含めて、住宅性能を大幅に向上させる高額リフォームへの需要増が期待されている。

 東日本大震災後に行われた大手住宅リフォーム関連事業者などの決算発表にも、リフォーム市場を重視する戦略がみられる。例えば、住生活グループが明らかにした2016年3月期を最終目標とする5カ年中期経営計画の中では、リフォーム向けの高機能新商品の開発、話題の環境配慮商品の投入によって需要の掘り起こしを進めながら、住宅リフォーム市場でのシェア拡大が打ち出された。

 またパナホームも、2012年3月期連結業績予想において、東日本大震災の影響で消費マインドが低下することから新設住宅着工の需要減を見込んでいるものの、リフォーム事業をベースに2桁成長の見通しを示している。最新のパナソニック製品を活用したエコアイディアのリフォームや、新しい発想の耐震改修工事を推進することで、リフォーム事業の受注金額を前年比111%増に伸ばす戦略が描かれている。

 高額リフォームや震災による影響で耐震改修工事などを軸として、今後も住宅リフォーム市場の拡大成長が続きそうだ。

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