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売買ルール作成でもっとも重要な「資金管理」 
3つの分散投資と検証方法

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2011/06/15 09:00

分散投資3:1銘柄あたりの投入量を決めて銘柄分散

 ここまで「複数銘柄に分散投資をしよう」とおすすめしてきましたが、その分散方法にはかなりの人が勘違いしている大切なポイントがあります。それは分散数を決めて(例えば4銘柄に分散するぞと)分散するのではなく、1銘柄当たりの投資金額を先に決めて、結果として分散銘柄数が決まるようにすることです。

 「どういうこと? 結局一緒のことじゃないの?」と思いますよね。でも、ここがすごく大切なポイントなんです。

 例えば資金が100万円あったとします。これで4分散しようと思うと、1銘柄当たり25万円となります。これが資金が減ってしまって、50万円になってしまったとしたらどうでしょう。4分散しようと思うと、1銘柄当たり12万5千円となります。

 普通、株式投資では1銘柄に約100万も準備していれば、上場銘柄のほとんどに仕掛けることができますが、12万5千円では参入できる銘柄がだいぶ絞られてしまいます。これでは満足な取引ができません。

 逆に資金が増えて、200万円になったらどうでしょう。これで4分散しようと思うと、1銘柄当たり50万円となります。こうなると1銘柄当たりのリスクが増大します。儲かるときは儲かりますが、損するときも金額が大きいです。これではせっかくリスク低減を狙った分散投資の効果が減ってしまいます。

 それに対して、1銘柄に対して25万円と決めたらどうなるでしょう。100万円あった場合は4銘柄に分散されます。もし50万円になってしまったら2銘柄に分散されます。200万なら、8銘柄です。

 資金量が減っても1株当たりの金額は変えないので、元々狙っていた価格帯の銘柄に参入することができます。資金量が増えれば、自然と分散数も増えリスク低減が図られます。しかも、1銘柄当たりのリスクは常に一定です。素晴らしい!

 分散投資とは、1銘柄に集中せずに数多くの銘柄に広く投資するリスク回避テクニックです。このように、1銘柄当たりの資金量を設定することで、資金が増えれば増えるほどリスクを抑えた取引にすることができるのです。


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著者プロフィール

  • 船越 英和(フナコシ ヒデカズ)

    有限会社ツクヨミ 代表取締役。
    1970年生まれ。ゲームソフトのプログラマー、Windows用パッケージソフト開発、組み込み系エンジニアを経て、2005年に有限会社ツクヨミを設立。 本業のソフトウェア開発経験と、趣味である投資経験を生かし、2008年からシステムトレードソフト イザナミ の販売を開始。 2010年、大手証券会社プログラムトレーディング部門への導入、公立商業高校への投資教材としての納品を実現。
    システムトレードという素晴らしい投資手法を世に広めるために鋭意活動中!

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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