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売買ルール作成でもっとも重要な「資金管理」 
3つの分散投資と検証方法

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2011/06/15 09:00

シグナルがたくさん出たけれど、資金が不足しているときの優先順位の付け方

 売買ルールを運用していくと、シグナルがたくさん出る(新規建て条件に一致する銘柄が多い)日も出てきますが、よほどの大金持ち以外は、すべてのシグナルに参入できるほどの資金はありません。そのため、なにかしら優先順位をつけて、シグナルの中から参入する銘柄を選択する必要があります。株システムトレードでは、基本的にシグナルヒットした銘柄の中から、特定のテクニカル指標(前日比や移動平均乖離率など)を元に優先順位をつけます。

 ところで、この優先順位付けとなる指標の選択を適当にしてはいけません。きちんと人に説明できるほどの理由をもって選択すべきなのです。

 例えば、逆張りの売買ルールで前日比を参入条件に使っているのであれば、前日比がよりマイナス方向に大きい銘柄のほうが反発の期待が高いので、前日比を優先順判定に使うといいでしょう。移動平均を使っているのであれば、移動平均乖離率を使うのがいいと思います。そしてその仮説を元に、本当にそれが正しいのかバックテストの結果を解析し、本当にその指標を使って判断すると期待値が高くなるのか検証することが大切です。

 しかし、この判断基準もフィルター条件と同じで、未来永劫に有効とは限りません。期待値の高い指標探しにハマらずに、一定の優位性が確認できたらそれを利用する、程度の感覚でよいです。

レバレッジは危険と隣り合わせ 最初はかけずに検証を

 株式投資には現物資金の3倍まで取引で利用できるという信用取引という制度がありますが、これを利用して現物資金の○倍で取引することを、「レバレッジ○倍で取引する」と表現します。

 しかし、このレバレッジは常に危険と隣り合わせです。利益も損失もレバレッジとともに大きくなりますので、特にドローダウンが大きい売買ルールになると、破産や追証の可能性がより高くなります。そのため、最初はレバレッジはかけずに検証するといいでしょう。資金が不足していると思ったら、資金量を増やして検証しましょう。

 ドローダウンが低く、安全性の高い売買ルールの場合にのみ、レバレッジを使って効率のいい取引を考えてください。


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著者プロフィール

  • 船越 英和(フナコシ ヒデカズ)

    有限会社ツクヨミ 代表取締役。
    1970年生まれ。ゲームソフトのプログラマー、Windows用パッケージソフト開発、組み込み系エンジニアを経て、2005年に有限会社ツクヨミを設立。 本業のソフトウェア開発経験と、趣味である投資経験を生かし、2008年からシステムトレードソフト イザナミ の販売を開始。 2010年、大手証券会社プログラムトレーディング部門への導入、公立商業高校への投資教材としての納品を実現。
    システムトレードという素晴らしい投資手法を世に広めるために鋭意活動中!

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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