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FX、勝つのに「時間」と「知恵」いらない
賢いシストレの選び方

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2011/07/01 10:30

1. シンプルな操作性

シストレビギナーはとくに、この点は重視したい。多くの自動売買ツールは、用意された売買システムから、いまの相場に有効なものを選びセットすることで、はじめて取引は始まる。また、必要がなくなった売買システムは取り下げるという作業が必要だが、こういったプロセスが簡単であればあるほど、トレーダーへの負担は少ない

2. 豊富な売買システム

用意されている売買システムの数があまりにも少ないと、投資家の選択肢もおのずと狭くなってしまう。そもそも売買システムは、それひとつで完璧というわけではなく、「トレンド狙い」「反転狙い」「揉み合い相場が得意」など性格は異なる。よって、相場の状況に応じて使い分けるのが基本だが、そこで売買システムの数が少ないと、勝てるときに勝てず、みすみすチャンスを逃してしまうことになる。よって、使える売買システムの数が、多いに越したことはない。

3. 明確な情報

各売買システムの過去の成績である「バックテスト」の数値が公開されているのも、自動売買ツールを選ぶうえでの重要なポイントだ。どの通貨ペアを使い、どの時間軸のローソク足をもとに、どういったルールで取引した結果、一定の期間にどれだけの損益が出たか―こういった情報を公開していれば、投資家は選ぶ際の参考になる。なかには闇雲に「儲かる!」「資産が○倍!」と利益ばかりを誇張したケースもあるようだが、このように過去データの公開を避けているサービスには注意が必要だ。

メタトレーダー4を進化させたシストレ登場

 こういった点を踏まえ、いま私が注目している自動売買ツールがある。それが、イニシア・スター証券が提供する「ストラテジートレーダー」だ。

 同社といえば、ドル円をスキャルピングで自動売買する『ドル箱生活』など、使い勝手に優れた自動売買ツールの提供で知られた証券会社だが、新たな自動売買のプラットフォームとして、「ストラテジートレーダー」をリリースしたようだ。

 ストラテジートレーダーは、自動売買・相場分析ツールとして世界的に名高い「MT4(メタトレーダー4)」を進化させたもの。その特徴は以下の通りだ。

無料で自動売買システムが使える

ストラテジートレーダーでは、口座、ポジション管理ができるのはもちろん、あらかじめ組み込まれている、あるいはインポート用の売買システムを利用することで、簡単にFXの自動売買が始められる。

自作で売買システムを作ることも可能

あらかじめ組み込まれている売買システムだけでなく、トレーダーが新しいプログラムを作ったり、完成したもののパフォーマンスをバックテストして確認することができる。

スムーズな注文プロセス

ストラテジートレーダーのプラットフォームは、世界最大のFX会社である、FXCM社のものを採用。世界中の投資家が使っていて、機能の高さや使い勝手の良さは折り紙つきだ。しかもMT4とは異なりイニシア・スター証券と直結のプラットフォームなので、売買注文時に経由する余分なサーバがなく、スムーズに約定される。

 使用できる売買システム(ストラテジートレーダーでは「stEA」と表記)にも注目したい。その一部を挙げてみよう。

ST Breakout:スキャルピング向けの売買システム

ストラテジートレーダーにデフォルトで搭載されている売買システムで、取引通貨ペアはドル円とポンド円。レンジ相場からのブレイクで取引を行う。バックテストの成績も上々で、ポンド円/60分足で、対初回資産利益率は802.19%(2008年3月25~2011年3月25日。取引回数764回)。揉み合い相場から抜けたときの瞬時の値動きを狙うタイプのようなので、スキャルピングの自動売買に使いたい(ST Breakoutの詳細はこちらのPDFファイルで確認可能)。

Model 1:一目均衡表を使った売買システム

ストラテジートレーダーにインポートして使う、フリーの売買システム(イニシア・スター証券が作成?)。国産のテクニカル指標で国際的にも人気の高い一目均衡表を売買サインに取り入れている。バックテストの成績は、ポンド円/60分で、対初回資産利益率は、1131.38%!(取引回数593回)。一目均衡表は世界中のトレーダーがチェックしているだけに、相場分析にとても有効性が高いといわれる。それゆえ、高い成績が期待できるのでは? (Model 1の詳細はこちらのPDFファイルで確認可能)

Bollinger Band&ST Breakout:複合戦略で相場にトライ

先に紹介したST Breakoutに、テクニカル指標としてやはり有名な、ボリンジャーバンドも加えたもの。ブレイクアウトに逆張り戦略を織り交ぜて利益を狙う。バックテストの成績は、ドル円/60分で、初回資産利益率は106.94%(取引回数2578回)。ふたつの戦略で自動売買することでリスクヘッジにもつながるので、堅実派には向いているかもしれない(Bollinger Band&ST Breakoutの詳細はこちらのPDFファイルで確認可能)。

 このようにタイプの異なる売買システムを用意しているのは評価できる点だ。FXの自動売買は、相場状況に応じて複数の売買システムを入れ替えながら行うのが、勝つためのポイント。その点でも、「ストラテジートレーダー」は性格の異なる売買システムがあるので、心配ないだろう。バックテストについても詳細データがHP上で紹介されていたので、安心して使えるといって差し支えない。

 今回は、ざっとサービスの概要に触れるにとどまったが、次回は、「ストラテジートレーダー」の具体的な使い方や、使用した売買システムの運用成績に触れつつ、FXの自動売買における、リスクとリターンの考え方、さらに勝つためのポイントをまとめたい。乞うご期待を!

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著者プロフィール

  • 大正谷 成晴(オショウダニ シゲハル)

    1973年生まれ。投資をこよなく愛するフリーランスの作家・ライター・エディター。2001年よりビジネス誌を中心に活動を開始。得意分野はFXで、裁量トレードからシストレまで幅広く実践し、自らの資産運用に力を入れている。趣味はサイクリング、料理、そして投資。

本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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