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江戸生まれ「さすまた」、現代の防犯グッズに
公立小学校の約9割が常備

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2011/07/02 14:00

 悪人を捕らえる江戸時代生まれの道具「さすまた」。今でも学校の防犯グッズとして使われており、全国常備率は約90%だという。

 U字型の金具に2~3メートルの柄がつき、距離を保ちながら相手をはさみ、動きを封じ込める道具「さすまた」。時代劇の捕物帳で、岡っ引きが使う姿を一度はご覧になった方もあるだろう。このさすまた、現代でも学校の先生たちが侵入する不審者を確保するための道具として使われている。

 今年5月、毎日新聞社が全国の公立小学校を対象に実施した防犯に関するアンケート調査では、回答のあった2万1695校のうち、実に約9割となる1万9466の学校でさすまたが常備されていた。実際に、5月は茨城県、6月には愛知県で、学校施設へ侵入した不審者の確保にさすまたが使われている。

 では、平成版のさすまたは、どんな特長があるのだろうか。

 U字型部分にひと工夫を施したのが「新さすまた 御用1号(胴体捕捉用・2万6250円他)、御用2号(足捕捉用・2万円)/三和コンベア」。スプリング鋼(バネ材)の使用で広がる開口部と、折り返し(抜け防止)加工が、不審者をはさみやすく、そしてがっちりと離さない。さらに保管や持ち運びを考慮して、柄の部分は伸縮する。使用の際は、御用1号、2号の併用が効果的だという。

 また、さすまたはいざという時、瞬時に取り出せる場所への設置が望ましいが、学校の場合、目立ち過ぎるのも考えものだ。さらに生徒のいたずらも懸念される。そんな悩みを解決するのが、先端部分がレッド、イエローなど4タイプに色分けされたカラフルなさすまた「叉護杖(さごじょう・1万500円)/実川製作」。廊下などに“オブジェ”風に設置する学校もある程、さすまたのいかついイメージを払拭している。

 さらに警備会社とのコラボレーションもある。内田洋行が全国の学校関係向けに展開する通販事業「UCHIDAS(ウチダス)」では「簡易防犯診断サービス付き さすまた(1万4950円)」を販売している。これは、商品を購入すると綜合警備保障(ALSOK)による20項目からなる防犯診断が受けられるというもの。防犯のプロによるチェックは、現状の見落としの有無など確認ができ、より万全な安全対策づくりに役立つことだろう。

 現在の学校関係施設の防犯グッズとして、なくてはならない存在となったさすまた。設置されても“無用の長物”としてあり続けて欲しいものだ。

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