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水や温度差など、ユニーク発電グッズ続々
非常時以外にも使える、発電技術革新なるか

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2011/07/03 14:00

 電力の供給不足が懸念される一方で、新たな技術や製品が次々と誕生している。震災を機に、新たな技術革新が起きそうだ。

 身の回りのものを利用して発電できるユニークな非常用発電機が登場し、注目を集めている。

 たとえば、ナカバヤシの「水電池NOPOPO」。付属のスポイトを使って、本体の穴に水を入れるだけで発電する単三電池だ。一般的な乾電池は、使っていなくてもわずかながら放電を続け、長期間放置すると徐々に電気容量が減っていく。そのため、備蓄していてもいざというとき使えない可能性がある。

 しかし、水との化学反応で電池になる「水電池NOPOPO」は水を入れない限り長期間保存ができるため、備蓄に適している。保存期間は未開封状態で約20年。また、本体に入れる水はジュースやビール、唾液でもよく、水が手に入らない非常時でも使える。価格は3本パックが税込み630円、100本パックが税込み2万790円。8月上旬から全国で販売を予定している。

 一方、パナソニックは、熱の流れと垂直な方向に電気が流れるという独自の熱発電原理を考案し、配管にお湯を通して発電する新しい構造の「熱発電チューブ」を開発した。試作した長さ10センチメートルのチューブでは、1.3ワットの電力を取り出すことに成功している。今後、この技術を応用した、地熱発電や温泉熱発電の開発が期待されている。

 熱源を利用して発電する装置は、独立行政法人産業技術総合研究所の技術移転ベンチャー「TESニューエナジー」も手がけている。その1つが、排気ダクトの壁面に設置する「熱発電壁面ユニット」。排気ダクトから出る熱をパネル型ユニットに当て、裏側との間に生じる温度差を利用して発電する。ユニットは組み合わせが可能なので、大面積でも対応できるという。

 さらに温度差を利用した発電技術を応用し、お湯を沸かしながら充電できる「発電鍋」も開発した。直径約16センチメートルの小型鍋の底に板状にした熱発電装置を組み込み、火が当たる側と内側のお湯の温度差を利用して発電する。発電した電気はUSB充電ソケットにつなぎ、携帯電話の充電などに利用できる。ライフラインが復旧していない被災地などで活躍しそうだ。税込み価格は2万4150円。

 電力の供給不足が懸念される一方で、新たな技術が次々と開発されている。こうした技術革新が進めば、電力不足が解消されるばかりか、日本が海外に誇れる新たな産業につながる可能性も生まれそうだ。

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