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長谷部0円、香川3676万円など
Jリーガーのドイツ移籍増、金額低さも理由か

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2011/09/17 10:00

 アーセナルが本田獲得に向け1300万ユーロ(約13.6億円)のオファーを提示したように、一流アスリートの移籍には大金が動くもの。しかし最近は、それほど高額ではない移籍金で契約し、ドイツを新天地とする選手も増えている。

 最近、日本人のサッカー選手がドイツ・ブンデスリーガへと移籍するケースが増えている。現在、なでしこジャパンで活躍した女子選手を含め、25名がドイツのチームに在籍している。

 なぜ、ブンデスリーガを選ぶのか。その理由の1つに、ドルトムントの香川真司の活躍により、日本人への関心が高まっていることがある。香川は、13日に開幕した、欧州で最も権威あるクラブ間の国際大会である、欧州チャンピオンズリーグでもデビューを果たしたほどだ。

 ブンデスリーガには「外国人枠」が、実質存在しないことも大きい。スペインやイングランドでは、「外国人枠3名」との規定があるが、ブンデスリーガにはそういった規定がない。地元で育成された選手6人とドイツ国籍を持つ選手6人、計12人との契約が義務付けられているが、逆にいえば、外国人選手を何人登録してもかまわないのである。

 さらに、日本人選手獲得のコストパフォーマンスの高さがある。戦力としての期待値が高いわりに、移籍金額が低いというのだ。たとえば、長谷部誠が2008年1月にVfLヴォルフスブルクに移籍した際、浦和との契約満了により移籍金は発生しなかった。先述の香川も、2010年7月1日にボルシア・ドルトムントに完全移籍した際には、育成補償金35万ユーロ(約3676万円)のみ。同日、シャルケと3年契約を果たした内田篤人(シャルケ)は推定1億5000万円、チョン・テセのボーフムへの移籍金額は25万ユーロ(約2750万円)だった。

 これらの金額は、他国の例と比較すると低めであることがわかる。たとえば、本田圭佑が2010年1月にオランダのVVVフェンロからロシアのCSKAモスクワへの移籍した際は、900万ユーロ(約9.4億円)であった。今夏、イングランドのアーセナルが本田を獲得するために、1300万ユーロ(約13.6億円)のオファーを提示したとロシアメディアが報じている。

 欧州のクラブでは、実力に応じた移籍金額を設定し、選手を保護している。Jリーグは歴史が浅く、契約や移籍システムが未成熟であることから、こうした事態に陥っているとの見方もある。日本人選手が海外へ行って活躍するのは喜ばしいことだが、実力にあった移籍金が支払われるシステムづくりも必要であろう。

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