MONEYzine(マネージン)

一覧から探す

特許、投資判断材料としても注目集まる
出願件数、株価上昇に相関か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2011/11/13 16:00

 企業成長性の先行指標として「特許」に着目すると、時価総額あたりの特許件数が多い企業の株価の上昇率が高かった。

 経営分析や特許分析を行っているパテント・リザルトが、東京大学や三菱商事アセットマネジメントなどと共同で、2000年から2010年までに東証一部に上場した企業を対象に、時価総額あたりの特許件数(特許/時価総額)を算出し、その後の株価上昇率を医薬品、鉄鋼、電気機器、輸送用機器など19業種ごとにTOPIXと比較した。

 従来の企業評価では、財務データに基づき成長性等の評価が行われていたが、「技術力」を客観的に評価する指標がなかった。そこで、技術力を象徴する指標として「特許」に着目し、企業成長性の先行指標としての有用性について調査を実施した。

 それによると、企業が出願した特許件数と株価には相関があり、時価総額からみて割安な銘柄に投資する場合、特許出願に積極的な銘柄に投資した方が、その後のリターンが大きいことが明らかになったという。株価はおよそ2~5年後に大きく上昇しており、中長期投資をする場合の指標として有効だったとの見方を示している。

 また、業種別にみると、2000年ごろは電気機器、機械、輸送用機器などの業種との相関が高かったが、2008年には繊維や金属など材料、素材系の業種との相関が高くなっていた。これは、日本の技術の主力が、製造分野から素材分野へとシフトしていことを意味している。

 こうした調査をもとに判断すると、「その時々に主力となっている技術に注目し、それに関連する特許件数が多い企業へ投資すれば、2~5年後に大きなリターンを得ることができる」ということになる。

 例えば、パテント・リザルトが発表した「鉄鋼・非鉄金属品業界 特許資産の規模ランキング2011」によると、新日本製鉄の特許登録件数は1074件で最も多く、JFEスチールの843件が2番目に多かった。そこで、この数字をもとに、11月4日現在の株価時価総額でそれぞれの特許件数を割ってみると、時価総額1兆3342億円の新日本製鉄は0.0805(件/億円)、時価総額8842億円のJFEスチール(JFEホールディングスの時価総額を採用)は0.0953(件/億円)だった。

 この結果から、新日本製鉄とJFEホールディングスのどちらかに投資するかと考えた場合、時価総額あたりの特許登録件数が多いJFEホールディングスを選ぶ方が、中長期的にみて有利だということになる。これはあくまでも一例ではあるが、投資の判断材料の1つとして、今後は特許件数にも注目してみるのもよさそうだ。

【関連記事】
おしゃれなふんどし「しゃれふん」で世界を目指す 広告・SEO一切ナシで目立つ方法とは?
「香川を代表する讃岐うどんの老舗として、安売りはできない」 ネットショップ開設19年、うどん本陣山田家の今後の戦略
「10分完売のチョコレートビールをきっかけにネットショップに力を マニア向けから一般の人にもわかりやすく」
食品と電報の掛け合わせアイデア商品『マシュマロ電報』が大ヒット!軌道に乗るまでわずか3ヵ月の秘訣とは
日本の一級品を世界へ!グローバルECサイト「MONOHUB」、たった3人の起業物語

【FXランキング】 FXランキング 最新FXランキング スワップFXランキング 手数料FXランキング 口座数FXランキング 会社
【FXを徹底比較】 FX比較 取引コストFX比較 手数料FX比較 通貨ペアFX比較 発注機能FX比較 サービスFX比較 安全

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

株式

もっと見る

FX

もっと見る

経済・社会

もっと見る

マンガ

もっと見る

国際ニュース

もっと見る

この記事に登録されているタグ


All contents copyright © 2007-2017 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5