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利用者が料金決められる老舗旅館、続々
事前に料金交渉できるウェブサイトも

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2011/11/26 14:00

 リクルートの旅行部門が実施した「じゃらん宿泊旅行調査2011」によると、宿泊を伴う1回の国内旅行にかけたひとり当たりの費用総額は、前回の調査と比較して400円減の4万6900円だった。また、パックを除く個人旅行では、4万4900円とさらに減少する。

 こうした世相を受けてか、宿泊に関するさまざまなプランが登場している。なかでもユニークなのは、宿泊費用を、現地で利用後に決められるというものだ。

 たとえば、愛知県新城市の「はづ別館」。旅館の施設や食事を味わった後で、利用者が適正だと思われる額を支払うというシステムをとっている。断っておくが、人気がないから奇作に出たわけではない。はづ別館は、豊かな自然と長篠古戦場など歴史的な見所が点在する奥三河の湯谷温泉(愛知県新城市)の鳳来地区にあり、ロックシンガーで2009年に急逝した忌野清志郎氏も常連客だったほどだ。

 また、九州は佐賀県にも、利用者が料金を決める宿がある。1300年の歴史をもつ武雄温泉に建つ「備前 武雄温泉旅館 花月」(佐賀県武雄市)と、美肌の湯として有名な嬉野温泉の「嬉野温泉 隠宿 華の雫」(佐賀県嬉野市)だ。期間限定で、平日1日1組のみ、「料金は宿泊後にお客様がお決めください!!」プランを実施している。2軒ともに、部屋や食事の希望はできないものの、通常は1万8000円の宿泊プランがベースとなったサービスを受けられる内容だ。

 一方で、予約段階の交渉で費用が決められる宿もある。トラベルスパが運営するウェブサイト「予約旅名人」では、利用者が考える予算や要求を、宿泊施設側に提示できるサービスがある。利用方法は、無料会員登録後、希望の地域と、希望地域で表示されている宿泊施設を選択し、専用のフォームに金額、その他注文を入力し、送信する。その後、宿泊施設からの返信を受けるのが基本的な流れである。最近では、利用者の提示する利用金額に対して、宿泊施設側から逆提示があるケースも多いとのこと。あまりにも常識はずれの金額提示や注文は論外だが、トライする価値はありそうだ。

 旅の予算を圧縮するのも、観察力や洞察力、交渉力がものをいう時代なのかもしれない。

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