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花王(4452) 上海家化(シャンハイジャーファ)との戦略的業務提携に合意

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2011/11/28 15:00

<13年からの本格的活動を計画>
11月25日、同社は中国大手企業の上海家化連合有限公司とのマーケティングおよび販売に関する提携に合意した。18日にBloombergの観測報道があったため特段のサプライズではない。中長期に最大需要地となる中国での本格的な販売提携はポジティブにとらえてよいと考える。
<中国売上高500億円の達成を目指す>
提携の対象品目は衣料用洗剤「アタック」、ベビー用紙おむつ「メリーズ」、生理用品「ロリエ」の3ブランドである。現在中国での数十%の卸売販売を順次上海家化に移管する計画であるもよう。同社の11/3期の中国におけるコンシューマープロダクツ売上高は150億円、そのうち今回の対象となる化粧品除きでは100億円程度と推測される。今後は、化粧品、ケミカルも含め早期に500億円レベルまで引き上げる方針だ。
<株価に織り込むのは時期尚早も下値不安の低減を予想>
業績の安定感、安定配当・増配可能性などから下値不安は少ないとの見方に変更はない。今般の提携はポジティブに捉えられるが、業績貢献は早くとも13/12期からとなり現時点では株価に織り込むのは時期尚早と考える。指標面でも特段の割安感はなく、株価は妥当な水準との見方を継続する。リスク要因は、国内化粧品市場の低迷長期化、アジア展開の競争激化による伸び悩み、原材料価格の上昇、為替動向、など。なお、TIWでは一部同社製品不買運動の動きがあるものの、足元の動向からは業績下方修正につながるような状況には至らないと予想している。(高橋 俊郎)

【提供:TIW

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