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経済危機でも幸せな欧州人を見習うべき?
働き過ぎ、使い過ぎる、いまだ中流気取りの日本人

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まだ実在する! まるでアラブの富豪のような日本の専業主婦

 これまで日本人は仕事に生きがいを感じ、家族や趣味は二の次で、定年退職する頃になってやっと、自らの余生をどうやって過ごすか考えるというのが一般的であった。

 しかし、経済が停滞して、自分のやりたい職に就けないどころか、職探しに明け暮れる時代に突入する中で、自ずと価値観も変わってきたのではないだろうか。オン(仕事)で苦労する分、オフ(プライベート)で満足するようにしないと、心身のバランスがとれなくなってくる。

 バリバリ仕事をしてお金を稼ぐことに集中するより、現在の環境の中でどうやって愉しんで生活していくかを考えれば、心に余裕も生まれてくるのだ。

 たとえば『プレジデント』(2011.11.14号)によると、年収が400万円でも、やりくりを上手にすれば、それなりの豊かな生活ができるし、年収1000万円以上でも、散財していれば、金欠でストレスの溜まる生活をおくらなくてはならない。

 たとえば、大手マスコミに務めるAさんは、年収1200万円だが、貯金はなんと100万円しかなく、毎月赤字に悩まされているという。

 なぜなら、夫婦でカードを持ち、何でも購入するので、毎月の支払が30~40万円になる。クレジットカードはとても便利な決算手段だが、現金より2割以上多く使ってしまうという傾向があるのだ。

 つまり夫婦2人で、現金決済より4割以上多く使ってしまっているということになる。さすがに、これではまずいと考えたAさんは、妻に、「現金を渡すので、カードの使用を控えてほしい」といったところ、「限度を考えながらお金を使いたくない」という理由で拒否されたという。

 まるで、アラブの富豪が使うセリフのようだが、最近では「やりくり」や「家計簿」という単語は、もはや死語になりつつある。

「貧乏」「低学歴」「病弱」の3大ハンディキャップを抱えて大成功した松下幸之助

 「やりくり」や「節約」などという単語は、庶民層のイメージが強いが、じつは富裕層の人たちほど「やりくり」や「節約」に関心が高く、自分なりの金銭感覚をしっかり持っている。そして、その金銭感覚は、自分の生い立ちや親から影響を受けることが多い。

 いちばんよい例として、松下幸之助氏があげられる。幸之助氏の成功の秘訣は、3つあげられる。それはまず、貧乏だったこと、次に学歴がなかったこと、最後に体が弱かったことだ。

 こういった逆境を克服するために、企業経営でも「やりくり」と「節約」をモットーとして、大成功に導くのである。「貧乏」「低学歴」「病弱」という3大ハンディキャップを抱えて大成功した人は、幸之助氏以外にあまり見当たらないが、つまり、成功してお金持ちになりやすいのは、これまでお金に縁のなかった人たちなのである。

 一方、普通の家庭でお金に不自由せずに育った人は、お金持ちにはなれないことが多い。お金に対して攻めの気持ちになれないことで、成功率も少なくなるわけだ。

 ただし、幸之助氏のように「大成功」しなくても、「幸せな気持ち」なることはできる。それは、自分の好きなことを見つけて、とことん追求することだ。

 お金持ちの共通点としてあげられるのは、自分が大好きなことを、あまりお金にならなくてもやり通すこと。それによっって、満足感や達成感が得られる。結果ばかり気にしていては、そんな気持ちは味わうことができない。 そんな気持ちを続けていけば、人生に余裕ができて、周りの人たちにも応援されて、いつのまにかお金が貯まっているのだ。


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