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配置薬の訪問販売、悪質な業者も
高齢者からのトラブル相談、多数

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2012/01/27 22:00

 国民生活センターは20日、「断ったのに置いていかれた配置薬」と題し、80歳代の女性から寄せられた相談を公表した。

 それによると、「突然訪問して来た男性が、『薬屋です』と言って薬箱を玄関に置いたので、『病院にかかっていて薬をもらっているのでいらない』と断った。しかしその販売員は、薬箱を置いたまま、走るように立ち去ってしまった。玄関先まで行き辺りを見たが、もう姿が見えなくなっていた。返却したいがどうしたらよいか。業者の名前や連絡先は薬箱に印字されているが、契約書などの書類はない」という。

 同センターは、配置薬の訪問販売に関する相談が後を絶たず、「断っているのにしつこく勧誘したり、泣き落としをしたりして契約を迫る」「消費者に断る隙を与えず勝手に薬を置いて立ち去る」「返却等を申し出ても薬をなかなか引き取ってもらえない」「定期訪問の際に高額な健康食品を売りつけられたりする」といったトラブルが発生していると明らかにした。

 そもそも、配置薬とはどのようなシステムなのか。例えば、中京医薬品配置薬「赤い箱」では、かぜ薬、胃腸薬、鎮痛剤、絆創膏、鎮痛消炎剤(パップ)などが入っており、設置料は無料、保証金も不要で、使用した分だけ後払いするシステムとなっている。さらに、必要な薬を使い切った場合は、電話で連絡すればすぐに届けてくれたり、未開封のまま期限が切れてしまった場合は、無料で新しいものに取り換えてくれるという。たとえば、総合風邪薬の「スム―ディP」を使用した場合、1417.5円となる。

 また、布亀株式会社は「ミッフィーとエコ救急箱」を展開。こちらも事前に発生する費用はなく後払いのシステムで、2~3ヶ月に1度、薬の使用期限のチェックや薬の数を確認してくれたり、正しい薬の使い方や商品の説明をしてくれるという。

 国民生活センターは「配置薬は、業者から薬を預かり、次回の来訪時に使った分だけ支払う仕組みであり、自分の判断で薬を処分しないように」「できれば玄関のドアを開けずに対応し、必要なければきっぱり断わる」「意に反して預かることになっても、速やかに引き取り等を申し出る」とのアドバイスを行っている。

 江戸時代が期限ともいわれ、日本人が古くから馴染んだ配置薬。適切なサービスを行う業者かどうか見極め、有効に活用したい。

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