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JSR(4185) 半導体・FPDパネルの低迷を考慮すると堅調な業績推移と考える

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2012/01/24 18:00

<株価には上昇余地があるだろう>
12/3期は概ね会社計画線での着地を予想する。続く13/3期もエラストマー(合成ゴム)の注目製品S-SBR(溶液重合ポリスチレンブタジエンゴム)の増設分が通期貢献することにより続伸が見込めるだろう。足元の多角化(半導体・液晶部材、など)は対面業界の低迷長期化で冴えない展開であるものの、回復段階に入ると高付加価値品に強みがあることから業界平均を上回る回復が可能だろう。製品競争力や財務健全性を考慮すると13/3期予想PER12倍の水準には、株価に上昇余地があると考える。
<12/3期3Q累計は2%増収3%営業減益>
12/3期3Q累計(4-12月)は売上高2,593億円(前年同期比2%増)、営業利益290億円(同3%減)。多角化はFPDパネルメーカーの稼働率低下や円高により営業利益124億円(同29%減)と低迷したが、エラストマーは旺盛なタイヤ需要により同149億円(同50%増)と好調に推移。3Q(10-12月)は多角化同39億円(2Q[7-9月]比15%減)、エラストマー同45億円(同11%減)であった。
<12/3期会社計画は概ね達成可能だろう>
会社側の通期計画に対する進捗率は売上高と営業利益が共に70%だが、12月末に会社想定よりも早く立ち上がったS-SBRの上乗せ分と半導体市場が3Q比若干の改善が見込まれることから、概ね計画達成は可能と予想する。リスク要因は原燃料価格の乱高下、為替、多角化製品群の競争激化や値下げ圧力の強まり、など。(高橋 俊郎)
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【提供:TIW

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