MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

日立化成工業(4217) 13年3月期の業績改善も電子材料のミドルレンジへの戦略を注視したい

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2012/04/27 18:00

<株価の上昇は限定的と予想する>
13/3期は東日本大震災・原発問題、タイ洪水の影響が軽減するため業績改善幅は大きい。海外積極投資も順次稼働し、14/3期には震災前の利益水準は回復できそうだ。業績回復傾向が継続すると予想するため、株価の下値不安は少ないだろう。しかし、バリュエーション面では特段の割安感はなく、上昇余地は限定的と考える。TIWでは株価上昇のカタリストとして今期重点施策の電子材料の主要製品群のミドルレンジへの戦略の一定の成果による、中期的な競争力低下懸念の解消が必要と考える。
<12/3期は震災・原発、タイ洪水影響が尾を引いた>
12/3期売上高4,730億円(前期比-5%)、営業利益244億円(同-44%)。特に、震災・原発、タイ洪水被害を受けた先端部品・システム(自動車部品、特に摩擦材)は営業利益45億円(同-64%)と低迷した。
<13/3期TIW予想を会社計画以上に引き上げた>
13/3期会社計画には、12年下期から譲受予定の日東電工(6988)半導体封止材分は協議中のため取り込んでいない。TIWでは会社計画を上回る予想に修正した。下期からの半導体市場などの回復、生産拠点移転・新設先での稼働効果が徐々に現れると予想する。しかし、電子材料でのミドルレンジへの戦略的展開(強みの高付加価値に加えて、追い上げの厳しいミドルレンジ製品を拡販する)の動向には利益貢献も含め注視したい。リスク要因は、原料価格の乱高下、半導体や液晶部材の競争激化、為替動向、など。(高橋 俊郎)

【提供:TIW

【関連記事】
中外製薬(4519) 12年12月期はややスローな出足
日産自動車(7201) 中国でラグジュアリーブランドの現地生産を2014年に開始
エヌ・ピー・シー(6255) 足元の受注は反転しつつあるが、通期計画達成のハードルは高そう
ピジョン(7956) カバレッジ再開、中国での成長に注目

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5