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電力不足で期待高まる「小水力発電」
自治体が導入に向けて動き出す

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2012/05/20 12:00

 再生可能エネルギーの1つでもある「小水力発電」は、河川や農業用水、上下水道などを利用して発電する小規模な発電方式のこと。全国小水力利用推進協議会によると、河川や農業用水などを利用して発電する、出力1,000キロワット以下の水力発電を、小水力発電と呼んでいる。

 小水力発電は大規模なダムなどの開発をともなわないため、環境にやさしく、初期投資が少なくて済むのが特徴。私たちの周りにある農業用水路のほか、ビルの循環水や工業用水、上下水道施設、一般河川など、水の落差と流量があればどこでも発電できることから、自治体が中心となって開発する動きがみられる。

 岐阜県では、小水力発電可能地について調査を行い、その結果を4月26日に公表した。それによると、通年通水に対応できる農業水利施設のうち、流量や落差から算出した発電出力が1キロワット以上見込める発電可能地が33カ所あり、その合計が2,300キロワットになると試算した。これは、一般家庭1,600世帯分に相当する。今年度は中津川市加子母小郷地区で、平成26年4月の供用開始を目指して工事に着手するという。これにより、220キロワットの発電出力を見込む。また、郡上市石徹白地区と中津川市西山地区で、事業化に向けた基本設計を実施すると発表している。

 また神奈川県開成町は、町内を流れる水路を活用した発電設備の導入に着手するため、2012年度当初予算案に調査費として約510万円を計上した。町内全域が酒匂川の扇状地に位置する開成町は古くから稲作が盛んで、生活や農作業に利用するための水路網が張り巡らされている。こうした特徴を生かし、自然エネルギーの利用と開発を狙う。

 このほかにもさまざまな自治体や団体が、小水力発電の導入に向けた動きを見せ始めている。原子力発電所のあり方が問われており、今後の電力源の1つとして期待が集まりそうだ。

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