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海外旅行保険、事故発生率や医療費が増加傾向に
2,000万円を超える支払い事例も

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2012/06/24 12:00

 ジェイアイ傷害火災保険は、2011年度の海外旅行保険契約者の事故発生状況についてまとめ、その結果を6月12日に公表した。

 それによると、2011年度の事故発生率は3.58%となり、1996年の調査開始以来、過去最高となった。これは、現在の保険が搭乗便の欠航や遅延時の食事代など、海外旅行中によく発生するトラブルを包括的に補償する傾向にあることや、従来は補償の対象外であった慢性疾患の治療費用も補償の対象に加わるなど、保険による補償の範囲の拡大が、事故発生率の上昇に影響しているとみられている。

 具体的な補償内容をみると、最も事故が多い補償項目は、ケガや病気の治療費用や医療搬送費用などを補償する「治療・救援費用」で、全体の48.2%を占めた。次いで多かったのが、スーツケースやカメラなどの手荷物の盗難や破損を補償する「携行品損害」の34.9%、航空機の遅延や欠航など、予期せぬ偶然な事故による出費を補償する「旅行事故緊急費用」の13.8%だった。

 保障金額についてみると、治療や救援費用の支払いが300万円以上になった重大事故が44件報告されている。例えば、アメリカ旅行中に目まいと頭痛にみまわれたため病院で診察をしたところ、硬膜下血腫と診断されたケースでは、手術と21日間の入院を余儀なくされた。これによって2,195万4,464円の保険金が支払われている。また、ハワイ到着後に体調を崩し病院で診察を受けたケースでは、肺炎で12日間の入院を余儀なくされ、982万3,383円の保険金が支払われている。

 最近では経済発展にともない、医療レベルが向上しているアジア地域でも医療費が上昇傾向にある。時には、医療体制が整っている都市に搬送して治療を行うケースもあり、チャーター機の費用が治療費をさらに押し上げている。ジェイアイ傷害火災保険によると、中国で観光中に意識を失い、くも膜下出血で13日間入院したケースでは、チャーター機による医療搬送が行われたため、2,000万6,642円の保険金が支払われた。

 海外旅行に行く前に、いざというときの事故や病気に備えて、保険や補償内容を事前にチェックしておくのがよさそうだ。

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