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1機50億円!ヘリコプター巡る日米新鋭機事情
沖縄・岩国で使用予定のオスプレイ、安全性は

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2012/07/15 12:00

 今秋から、米海兵隊が新型輸送機「MV22」通称オスプレイを沖縄や岩国(山口)で使用する予定となっており、物議を醸している。

 同機は、ヘリコプターの長所である機動性と、固定翼機の特徴であるスピードと航続距離の長さを併せ持つ航空機。回転翼の角度を変えることで、垂直離着陸やホバリング(空中停止)が可能。さらに、通常の輸送機の倍に相当する約500キロの速度での飛行も可能だという。価格は、配備当初の2005年は1機7,100万ドル(当時のレートで約78億円)だった。2012年の段階でも、値を下げたとはいえ1機6,277万ドル(約50億円)だ。

 そして、オスプレイで指摘されているのが安全性だ。当初の構造上欠陥は改善されたにもかかわらず事故が続き、今年も4月と6月に墜落事故が発生した。安全上で問題視されているのは操縦の難しさだ。パイロットの熟達度が確認できない現状でのオスプレイの操縦は、事故の発生が懸念される。また、日本国内の米軍基地は周辺に住宅や学校などもあるため、万が一の際は大きな被害が出ることも考えられる。配備反対の声をよそに、7月1日オスプレイを載せた船は米国を出航した。目的地の岩国に姿を見せるのは7月下旬となっている。

 一方、日本国内では新型国産ヘリコプターの実用化計画が始まった。防衛省は、今年から川崎重工業と手を組み、現在陸上自衛隊で使用中の多用途ヘリコプター「UH-1J」の後継機種「UH-X」の開発に着手する。多用途ヘリコプターの多用途とは、有事や災害時に想定されるさまざまな状況を指す。具体的には、日本国内への侵略行為やゲリラ事件が発生した場合の物資輸送や負傷者などの搬送。災害時は被災者の救出・搬送、空中消火活動、周辺の画像撮影と伝送などを行うことだ。

 開発は、予算など各種のリスクを軽減するため、陸上自衛隊の観測ヘリコプターとして活躍中の「OH-1(製造は川崎重工業)」をベースに行われる。また今回の開発では、UH-1Jで不足する超低空域・洋上での安全性の向上と、スピードと航続距離アップを図るようだ。2017年までは試作や試験を実施する。開発にかかわる総経費は約284億円。

 新型輸送機の配備にあたっては、周辺に住む人々への影響をしっかりと検討してもらいたい。

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