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1枚235万ドルのお宝も!米国の野球カード事情
トレーディングカード界のモナリザとは

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2012/08/04 16:00

 野球発祥の地、アメリカでは野球カードの人気も高い。かつて1枚に何と2億円以上の高値が付いた希少価値のあるカードも存在する。

 収集を目的としたトレーディングカードのひとつである「ベースボールカード(野球カード)」。収集するマニアの多いアメリカでは、年代物の野球カードに対し、時にあっと驚く高値が付くようだ。

 アメリカでは、野球カードの歴史は古く、1800年代後半、もともとはスポーツ専門店が広告用に作成したものが始まりといわれている。1880年代後半からはタバコに同梱され、その後1930年代に入るとガムに同梱されるようになった。

   ホーナス・ワグナー
   野球カード「T206」

 現在、最も高額な野球カードは、1900年からピッツバーグ・パイレーツでプレーし、首位打者に打点王、さらには盗塁王にも輝くなど、大リーグ史上最高の遊撃手とされるホーナス・ワグナーのカードだ。特に「T206」と呼ばれ、1909年にタバコ会社のアメリカン・タバコが自社商品の景品として作成したカードは希少性が高く“トレーディングカード界のモナリザ”とも称されている。そのため「T206」が、ひとたびオークションに登場すると、価格は通常でも1枚が25万ドル(約2,000万円)から35万ドル(約2,700万円)。カードの状態によってはさらに金額は上昇し、2007年には235万ドル(当時のレートで約2億8,500万円)の値が付くなど、まさに“お宝”の1枚だ。

 同カードがこれほどまでに希少価値を持ち、高額となった最大の理由は、発表時のトラブルにある。原因はホーナス・ワグナー自身が非喫煙者だったために、タバコの景品という点に難色を示したとも、単なる契約のもつれとも諸説あるが、結果的に「T206」はそのほとんどが回収されてしまい、一般に出回ったのはごくわずかとなってしまった。

 そして今年7月には、野球カード収集家にビッグニュースが届いた。内容はアメリカ・オハイオ州の飲食店店主が祖父の遺品を整理中に、大量の野球カードを発見したというもので、その数は約700枚。保存状態は良好、種類も多岐にわたり、カードを飾る往年の名選手の顔ぶれも豪華だ。大リーグ最優秀投手賞に名を残す伝説の投手であるサイ・ヤング、日本では球聖でお馴染みのタイ・カップ、そして残念ながら「T206」ではないが、あのホーナス・ワグナーもいる。当然、価値もなかなかのもので、オークションに出品されれば、280万ドル(約2億2,000万円)以上になるといわれている。

 野球に興味のない人にしてみれば、単なる野球選手が配された硬質の紙のカードに過ぎないが、収集家にとってはお宝である。

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