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「みんなが就職するから」周りに流されて就職?
日中の大学生就職意識調査で見えてきた事実

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2012/08/04 14:00

 厳しい状況が続く大学生の就職事情。お隣の国、中国と日本の大学生の就職への意識調査から見えてきた事実とは。

 世界的な不況が続くなか、大学生の就職難が問題になっている。厳しい時代の真っただ中にいる大学生だが、日中では就職に対する意識に大きな違いはあるのだろうか。

 株式会社ドゥ・ハウスは、自社の運営する中国人向けのネットリサーチASPサービス「myアンケート for China」にて、2012年7月に日本と中国の18~28歳の短大生・大学生・大学院生に「就職」に関するアンケートを実施した。サンプル数は日本は147で、中国は200。

就職先を選ぶポイント

 まず、就職先を選ぶポイントでは、日本人学生の53.7%が「業務内容」と答え1位となった。一方で、中国人学生の83.0%が「収入が高い」を選んだ。この「収入が高い」という項目は、日本と中国でもっとも大きな差があり、日本では32.7%と50%以上の差があった。

 また就職しようと思った理由については、日本・中国ともに「生活を安定させるため」と「自立したいから」の2つが上位を占めた。しかし3番目に多かった回答は、中国人学生は「親孝行のため」が42.5%を占め、日本人学生は21.1%だった。一方、日本では「みんなが就職するから、自然な流れで」が3番目に多く24.5%で、中国の3.5%と比べて大きな差がみられた。

 中国人学生は自身の将来や収入についてシビアである半面、「親孝行のため」と答える人情的な一面をのぞかせるなど、興味深い姿がうかがえる結果となった。

 初任給の観点では、中国メディアによると、2011年度の中国人大学卒の初任給の平均は2719元(約3.33万円)。そのうちの69%は2000元(約2.44万円)未満であり、農村からの出稼ぎ労働者より少ない金額だという。

 一方、日本では労務行政研究所の「2012年度新入社員の初任給調査」によると、東証第1部上場企業231社では、大学卒の初任給の平均が20万4782円だった。

 就職氷河期とはいえ、一定の初任給がもらえる日本に対し、高額の初任給を得るのはまだまだ厳しい中国。中国人学生が収入に対して、強いこだわりを見せることにもうなずけそうだ。

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