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世界ランキング1位のタクシーに日本車採用
日産「NV200」タクシー、世界各地に広まるか

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2012/11/03 18:00

 英国ロンドンのブラックキャブと米国ニューヨークのイエローキャブ。共通項は2つある。それは世界的に有名なタクシーであることと、車両に日本車が投入されたことだ。

 日産自動車の多目的コンパクトバンが、世界の商業車として、とりわけタクシー部門で注目されている。

 先頃、世界最大のオンラインホテル予約ウェブサイト「Hotels.com(本社:アメリカ)」が例年実施する「タクシー調査」の結果が発表された。同調査は、7つのカテゴリー(清潔度、乗り心地、安全性、利便性、価格、道路の把握度、接しやすさ)に対する利用者の意見をもとに、世界各都市を走るタクシーの人気度を順位化したものだ。

 世界28か国、1,600人以上の旅行者を対象に行われた今年の結果は、ランキングの総合第1位が11%でロンドンのタクシー(通称ブラックキャブ)、以下2位ニューヨーク(通称イエローキャブ)の6.4%、そして東京のタクシーが5.6%で3位に入った。特に総合1位となったブラックキャブは、カテゴリー別でも清潔さ、乗り心地、安全性、道路の把握度、接しやすさで堂々の1位と、人気はダントツである。

 そんなランキング1位の英国ロンドンのブラックキャブで使われている車両は、これまでは2種類であった。一つは、「イギリス紳士が山高帽をかぶったままでも快適空間を」との発想が反映され、独特の丸みを帯びた外観が特徴の地元メーカーであるマンガニーズ・ブロンズ(ただし経営権は吉利汽車/中国)。もう一つは、メルセデスベンツがバンタイプを供給している。しかし、現行車両では、環境対策が懸念され、新たに第3の車両の選定が急務となった。そこで、白羽の矢が立ったのが日産自動車の「NV200」だ。

NV200ロンドンタクシー

 NV200は、同様の悩みを持っていたニューヨークのイエローキャブでも、2011年にタクシー仕様車への導入が決定している。決め手はクリーンさと快適性、そして何よりも優れた耐久性だった。価格は1台、2万9,000ドル(約231万円)。

 このニューヨークでの商談も追い風となり、NV200は今年ロンドンでも採用され、2013年から実証運行が始まる。仕様はディーゼルと電気の2タイプ、そしてロンドンの風景にマッチする現状のスタイルにも最大限の配慮を施すという。マンガニーズ・ブロンズがリコール問題や経営再建の協議が不調と芳しくない今、ロンドン市民のNV200タクシー仕様車への期待は高まる一方だ。

 日産自動車はインドや中国、米国の他都市などへの売り込みも進めているという。同社の今後の動向からますます目がはなせない。

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