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日本の住まいから消えゆく仏壇
オシャレ仏壇登場で挽回なるか

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2012/11/04 14:00

 マンション居住者が仏壇購入の際に最も重視するのは「省スペース」。ニーズに応じた「祈り」の新しい形も登場している。

 マンション向けインターネットサービスを提供する、株式会社つなぐネットコミュニケーションズは、同社のマンション・ラボリサーチ会員を対象に、「仏壇に関するアンケート」を実施した。期間は2012年7月27日~8月8日。

 アンケートに回答した人のうち、自宅に仏壇のある人は約15%にとどまり、圧倒的に無い人が多い結果(約85%)となった。また、無い人のうち、将来的に必要だと回答した人は28%、将来的にも置く必要がないと答えた人は72%にも上った。仏壇を置く必要のない主な理由として、「置き場所が無い」(約37%)という回答が最も多い結果となった。

 また、現在仏壇を所有している人、これから仏壇が必要だと考えている人を対象に、仏壇の購入時に重視する点を質問したところ「省スペース」と答えた人が最も多く、次いで「金額」「インテリアとの調和」「デザイン」という結果となった。

 マンションでは、できるだけ場所をとらない、コンパクトな仏壇が求められていることが分かる。

 そんな中、株式会社インブルームスは、仏壇のイメージを一新する新たなスタイルの「INORI-OUCHI(いのりのおうち)」を販売している。同製品は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞の「家庭用品・機器・設備部門」において、「2012年度グッドデザイン賞」を受賞した。

「INORI-OUCHI」

 「INORI-OUCHI(いのりのおうち)」は、世界共通に直観的な「家」をモチーフにしたシンプルな五角形のデザインで、高度な木工技術によって、熟練職人が一点ずつ手造りで制作しているそうだ。審査委員は「仏間はもちろん和室すらなくなっている現代の住居において、故人の御霊をどのように奉るかというのは、新たな課題である」「家を暗示させる形や、後ろ面が透けていることにより広がり感を感じさせるなど、新しい提案が見られる」「故人が『千の風』となって宿り来たるような爽やかさを感じさせるデザインである」と評価した。価格は¥63,000~。

 仏壇を置く必要がないと考える人が増える一方で、現代的なインテリアにも溶け込む新たな形の仏壇が登場するなど、現代人の居住空間に応じて「祈り」も変化の兆しを見せているようだ。

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