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日本のファーストフード「立ち食いそば」
時代とともに変貌を遂げた変わりダネも

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2012/11/17 18:00

 今年も新そばの季節が巡ってきた。そしてここ日本で気軽に麺類を食べられる場所といえば「立ち食い」の店だろう。ただし、この立ち食いそばも、時代とともに変貌を遂げつつあるようだ。

 かつては駅の飲食施設の代名詞で、店の看板には決まって「立ち食い」の文字があった。しかしながら、人口減少によって将来的に鉄道利用客の減少が見込まれている今、駅構内の商業施設に求められるのは、万人に愛される店づくり。エキナカと称されるしゃれた店舗が並ぶなか、立ち食いの名称は男性のイメージが強過ぎるようだ。そのため、最近の立ち食いそばチェーンでは椅子を設置したり、「立ち食い」の表記をやめる店が増えている。

 その一方で、東京の街中では、こんな立ち食いそば店舗が人気となっている。日本橋、銀座界隈で、庶民の心をつかむのは「よもだそば(日本橋、銀座)」と「そばよし(日本橋、京橋)」だ。

「よもだそば チーズそば」

 「よもだそば」には、外国人の意見を参考に開発されるインターナショナルそばがある。種類は、定番のチーズそば(360円)と、不定期で限定的に販売される斬新な味の2種構成だ。さらに、各メニューにプラス50円で、そば汁に麺はラーメンという“和中”折衷の「ラそば」に変更もできる。加えてよもだそば、実は本格インドカレーも自慢の味となっている。

 また、「そばよし」は、江戸時代から続く鰹節問屋「中弥商店」の直営店。したがって「かけそば(270円)」も、老舗そば屋に負けず劣らずのだし汁で、幅広い層から支持されている。カウンターには、鰹節をつくる際に出る「粉かつお」の容器があり、かけ放題だ。ご飯「半ライス(70円)」を購入すれば、そばと一緒に、シンプルだが美味しい「おかか飯」を食べることもできる。

 「つけ蕎麦たったん」

 さらに、新業態も生まれている。この10月に渋谷にオープンした「つけ蕎麦たったん」は「名代富士そば」を展開するダイタングループのひとつ「ダイタンイート(本社:東京都渋谷区)」が運営する立ち食いスタイルのそばの店舗だ。特徴は、食べ方にある。ヘルシーな韃靼そばをつけ麺風に食べるのだ。同店では、カラ味ダレ、鶏肉、カレーと3種類のオリジナルつけ汁で「もりそば(600円)」などの7つのメニューが楽しめる。24時間営業で、揚げ玉と生卵は無料でとり放題となっている。

 駅や繁華街に、気軽に味わう麺類の店は数あれど、たまには立ち食いそば屋に立ち寄ってみてはいかがだろうか。

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