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日本の余暇市場、ついに昭和の水準まで縮小
そんな中でも、宝くじは1兆円超えで好調

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2012/11/18 16:00

 公益財団法人日本生産性本部・余暇創研は、『レジャー白書2012~震災後の余暇を考える~』をとりまとめ、10月29日に公表した。2012年1月、全国15~79歳の3,294人対象に調査を行った。

 2011年の余暇市場は震災もあったため、64兆9,410億円となり、前年比4.5%減少した。長期的にみると1977年の創刊以来、1996年がピークとなった以降は下り坂で、2011年はついに1989年(平成元年)の水準を下回った。

余暇市場の推移

 2011年の余暇市場の内訳は、スポーツ部門、趣味・創作部門、娯楽部門、観光・行楽部門とすべての部門で前年を下回った、特にスポーツ分野では、前年1兆円を割ったゴルフ場はさらに減少した。また、趣味・創作分野では、CDの落ち込みが続き、有料音楽配信も大きく落ちた。娯楽部門では、ゲームセンター大手が大幅な店舗整理を進め、施設数の大幅減が続いている。パチンコ・パチスロの貸玉料・貸メダル料は8年連続で減少、公営競技は15年連続で減少し、回復が見えないという。

 一方、堅調なものもあった。スポーツ部門では、アウトドア用品でワンランク上の用品への買い換えが進んでいる。ランニング用品は、最盛期ほどではないがブームは続いており、スポーツ自転車も伸び続けている。趣味・創作部門では、ミラーレス一眼(ノンレフレックス)カメラが伸びている。娯楽部門では、宝くじが2008年以来の1兆円超えとなった。観光・行楽部門では、遊園地・テーマパークの大手は堅調で、水族館、民間ミュージアム、プラネタリウムなどインドア施設も人気だった。

 そして、2011年の余暇活動では、2年連続で参加人口1位だったレジャー活動の「ドライブ」は、高速道路料金の休日1,000円や無料化実験の終了に伴って、900万人余り参加人口が減少し、3位に低下した。それに代わって「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」、「外食(日常的なものは除く)」が1位、2位となった。全体的な縮小傾向にあって参加人口を増やしたのは「体操(器具を使わないもの)」(2,710万人、前年比50万人増)、「ジョギング、マラソン」(2,590万人、前年比20万人増)で、順位も前年のランク外からそれぞれ15位、17位に躍進した。

余暇活動の参加人口上位20位(2010年、2011年)

 今回の白書では、「安全・安心志向」「絆と繋がり志向」「社会貢献志向」「健康志向」「自分らしさ志向」の5つの傾向がみられるなど、レジャーの目的が多様化・複合化していることが明らかになった。さまざまな面で、人々の活動の多様化が進んでいるが、余暇活動においても顕著になってきたようだ。

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