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餅はもう古い?飴からぐいのみまで色々
お正月の「鏡餅」に押し寄せる時代の波

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2012/12/15 12:00

 新年を迎える飾り付けの定番「鏡餅」は、姿形は昔のままでも、素材に関しては様変わりしつつある。

 現在、鏡餅の主流である包装餅。富士経済グループによると、包装餅の市場全体としては東日本大震災による備蓄食糧への意識の高まりで、2010年の492億円から2011年は563億円と増加したものの、2012年は横ばいか微減という状況となっている。市場の核である鏡餅の需要は、多様化するライフスタイルを前に年々減少傾向がみられる。

 この背景には、もったいないという思いがあるようだ。通常、飾った鏡餅は鏡開きの時期に食べるのが習わしだが、最近は機会を逸してしまうなどで、その後の対応に困り、結局捨ててしまうケースも少なくない。これが、食べ物を粗末にするのはいけないという意識と相まって、鏡餅の購入を躊躇する要因のようだ。そこで年々関心が高まるのが、餅以外の食材、もしくは食材以外の素材でできた鏡餅だ。

岩井製菓「ミニ鏡餅」

 香ばしい風味で名高い京飴(あめ)の製造メーカーである岩井製菓(本社:京都府宇治市)の「ミニ鏡餅(210円)」は、飴細工の鏡餅だ。46ミリ×46ミリ×55ミリと、小さいながらも2段のお餅の上にみかんがのっており、特に見劣りすることなく、どんな部屋にも飾れると好評を博している。餅部分はミルク味、みかんはみかん味がするこの一品、“鏡餅”として飾った後は、飴として食べることはもちろん、煮物他料理の甘味としても利用できる。賞味期限は1年。

 一見すると鏡餅、しかしひっくり返すとぐい飲みになるユニークな逸品は、陶器の“鏡餅”「ぐいのみ鏡餅(1万1,000円)」。こちらは、女流陶芸家である福岡光里(ふくおか・みさと)氏の作品。飾る際は、セットになった陶器製のみかんを、ぐい飲みとして使用する際の底部分に置けば完了だ。新年のお飾りとして、一献の友として、おしゃれでかわいいと幅広い層から支持されている。

「きのいい鏡餅」

 また、繰り返し使える木製の“鏡餅”「きのいい鏡餅(1万3,650円)」は、九州の「木工房プロペラハウス(福岡県久留米市)」と「ウッドアート楽(大分県日田市)」のコラボレーションで生まれた。餅、橙、葉に分かれた同製品は、全てがメープル材使用のハンドメイド。使うほどに味わい深い雰囲気を醸し出す木製の“鏡餅”で迎える新年、こちらも趣があって良さそうだ。

 時代とともに変化している鏡餅の様子がうかがえる。

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