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ホームレスの平均月収は約3万6,000円
生活保護利用経験者はおよそ4分の1

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2013/01/20 12:00

 厚生労働省は12月21日、「ホームレスの実態に関する全国調査検討会」の報告書を公表した。報告書のホームレスとは「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる人」のこと。

 報告書によると、収入のある仕事をしているホームレスの人は全体の61.0%となっている。「収入のある仕事をしている」人がしている仕事内容について複数回答で聞くと、アルミ缶やダンボールなどの「廃品回収」が全体の77.8%と最も多く、以下、「建設日雇」が9.3%、看板持ちやチケットならびなどの「その他雑業」が4.9%、運搬作業や引越し作業などの「運輸日雇」が3.3%などとなっている。「その他」は14.5%だった。この「その他」の自由記述の欄には、行政によるホームレス等の雇用創出を目的とした清掃事業などが多くみられたという。

 そこで、「収入のある仕事をしている」人についてその収入額を聞いたところ、「1万円以上3万円未満」が全体の34.1%で最も多く、以下、「3万円以上5万円未満」の30.2%、「5万円以上10万円未満」の14.8%、「5,000円以上1万円未満」の5.7%と続いた。平均月収は、約3万6,000円だった。仕事はあるものの、厳しい所得環境におかれている様子が浮き彫りになった。

 また、生活保護制度について利用の有無を尋ねたところ、「利用したことがある」と答えた割合は24.4%にとどまり、「ない」の69.2%と「相談には行ったが利用したことはない」の3.7%、「相談には行ったが断られた」の2.6%を合わせ、75.5%が生活保護制度を利用していなかった。

 生活保護制度の目的は、生活に困窮する人に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長することとされている。不正受給などの問題点が指摘されている一方で、本当に必要とする人がいるのも事実。本来の目的が達成できる制度内容や運用が期待される。

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