MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

市場の約4割を占める菓子パン人気健在
新たな大ヒット商品は生まれるか

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2013/03/24 14:00

 矢野経済研究所は、2012年12月~2013年2月の期間、パン・調理パンの製造・卸メーカー、主要ベーカリー等を対象に、国内パン市場の調査を実施した。

 調査結果によると、2011年度の国内パン市場規模は、メーカー出荷金額ベースで前年度比99.9%の1兆3,810億円だった。2011年度は、量販店が食パン中心にプライベートブランドを強化するなかで、商品全般に値下げ圧力が強まった。国内パン市場は短期的には微減、微増で推移すると予測し、2012年度の同市場規模は前年度比100.0%の1兆3,810億円の見込み。

 2011年度の商品別市場規模の構成比は、菓子パンが4割を超えており、市場構成比を拡大させた。これまでブームとなった「メロンパン」「あんぱん」「クリームパン」「カレーパン」等は、現在も定番商品となっているという。

 菓子パンではここ数年、大きなヒット商品は出ていないが、製パンメーカー各社は、それぞれの特長を出した素材の吟味や季節商品で競い合っている。商品傾向の一つとして、四季折々のフルーツを使用した季節限定商品や、地元食材を使った地産地消商品などが挙げられる。

 また市場構成比で約2割を占める食パンは、大手製パンメーカー各社が旨みにこだわって開発したナショナルブランドの食パンが堅調に推移。大手製パン各社は、人気商品をより強固にするためにリニューアルに動いており、「ふんわりやわらか」「もちもち」の食感などが、その後の食パントレンドをリードしていると分析した。

 2011年度の小売チャネル別市場規模においては、総合スーパー、食品スーパー、生活協同組合などの量販店が4,263億円で構成比30.9%であり、トップとなっている。コンビニは3,636億円で構成比26.3%となっており、微増で推移した。

 少子化が進み、長期的にはパン市場は縮小傾向にあると予測するものの、一方で、内食化や調理の簡便化ニーズなど日本人のライフスタイルの変化や、パン食で育ってきた大人の増加などの拡大要因もあるとみている。

 消費者にとっては、新たなパンの味が誕生することは、うれしいことといえそうだ。

【関連記事】
おしゃれなふんどし「しゃれふん」で世界を目指す 広告・SEO一切ナシで目立つ方法とは?
「香川を代表する讃岐うどんの老舗として、安売りはできない」 ネットショップ開設19年、うどん本陣山田家の今後の戦略
「10分完売のチョコレートビールをきっかけにネットショップに力を マニア向けから一般の人にもわかりやすく」
食品と電報の掛け合わせアイデア商品『マシュマロ電報』が大ヒット!軌道に乗るまでわずか3ヵ月の秘訣とは
日本の一級品を世界へ!グローバルECサイト「MONOHUB」、たった3人の起業物語

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5