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野球でアフリカの貧困解消なるか
アフリカン・ベースボールの夢

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2013/03/30 14:00

 「野球が根付けば、アフリカの貧困は解消される」。風が吹けば桶屋がもうかる的な話のようにも聞こえるが、その内容に迫ってみよう。

 現在、アフリカ大陸で、公の機関である「アフリカ野球・ソフトボール協会(本部:ナイジェリア)」には、ナイジェリア、南アフリカ、ウガンダ、ガーナなど24か国が加盟している。しかしながら加盟国においても、アフリカでの野球はまだまだサッカーに比べてマイナーな存在で、競技人口も少ない。さらにアフリカ各国に共通する深刻な貧困問題の影響もあり、スポーツをするならプロとして収入を得られるチャンスがあるサッカーやバスケットボールを選ぶケースも多いという。

 この状況を打破するために、アメリカと日本が立ち上がった。

 2011年にアメリカのメジャーリーグベースボール(MLB)は、南アフリカで「MLBアフリカアカデミー」を開催した。野球の普及と人材発掘を目的とし、アフリカの地にプロ選手になる道を切り開く。アフリカ各国の若手選手を対象に、実技指導からコンディショニング、食生活の指導までが10日間の日程で行われた。

 一方、日本も地道な支援活動を続けている。

 ナショナルチームの監督経験のある友成晋也氏が代表を務めるNPO法人「アフリカ野球友の会(事務所:東京都世田谷区)」では、西アフリカに位置するガーナを拠点に、野球関連の雇用創出や産業の振興を目指すマスタープランを策定した。まずは多くの人が野球を楽しむことが先決と考え、バットもグローブも不要の「三角ベース(手打ち野球)」の普及活動に取り組んでいる。

 さらにガーナの北隣にあるブルキナファソで野球指導に尽力した経験を持つ出合裕太氏が代表を務める「ブルキナファソ野球を応援する会(事務所:北海道富良野市)」の動きも精力的だ。昨年は、ブルキナファソの野球選手に日本のプロ野球に挑戦する機会をと呼びかけ、15歳の野球少年が四国独立リーグの高知ファイティンドッグスでの練習に参加する機会を得るなど、着実に成果をあげているようだ。

 野球が仕事となり、雇用をつくり出し、貧困の元凶である高い失業率が解消されていく。そしていつの日か、アメリカや日本の野球チームと互角に渡り合う。アフリカ勢が野球の強豪国として名乗りをあげる日がやってくるのかもしれない。

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