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セレクト作品上映や体感型4Dなど
工夫を凝らした映画館が続々登場

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2013/05/12 16:00

 最近、映画はテレビ放送や各種レンタルサービスを利用して自宅で鑑賞するのが主流なようだ。

 ライフメディアのリサーチバンクが毎年実施している「映画に関する調査」の最新版によると、全国の10代から60代男女のうち、映画を「週1回以上から半年に1回以上」の割合で鑑賞するのは68.3%。このうち鑑賞方法で、最も多いのが「地上波テレビ放送」が69.5%、「映画館」の利用も65.6%と、DVDやインターネットからのダウンロードといった「レンタル利用」の44.1%を抑えて2番目に高い。

 しかし、映画館の利用頻度については、「半年に1回程度かそれ以下」が71.9%を占める。なかには「自宅の方が楽」「入場料が高い」ので、あえて出かけないとの回答も9%あった。

 こうした状況をうけ、映画館側は集客アップのための知恵を絞っている。最近はオリジナリティーを前面に押し出した映画館も増え、話題となっている。

 今年2月に千葉県柏市にオープンした「TKPシアター柏 supported by KINEJUN」は、上映作品の編成に工夫を凝らす。貸会議室事業を手がけるティーケーピー(本社:東京都新宿区)と、映画関連書籍や雑誌を発行するキネマ旬報社(本社:東京都港区)の業務提携で運営される同映画館の基本は、「映画ファンが見たい作品の提供」。したがって、既存のシネマコンプレックス(複合映画館)とは異なり、新作・旧作を問わず、映画館が独自の視点でセレクトした作品が上映されている。

 また、映画を五感で楽しめるのが、4月26日から営業が始まった愛知県名古屋市の「中川コロナワールド」。同映画館の特徴は、さまざまな臨場感あふれる演出だ。3Dの視覚効果に加え、上映作品のシーンに合わせて4DXと呼ばれる設備が座席を動かし、時には振動を与える。さらに風や光、そしてにおいも発するとあって、「映画は座って静かに鑑賞するもの」という常識を覆してくれる。

 また料金面では、現在、映画館の料金は大人が1名1,800円と安い金額ではない。しかし映画サービスデーの毎月1日は全国の映画館で、また個々の映画館でも、先の「TKPシアター柏 supported KINEJUN」の場合なら水・木曜日のメンズ・レディースデーや、毎月5と20日のKINEJUNデーで、終日1,000円など割引制度もある。

 映画館に出かけたくなる最大の動機づけは、映画作品自体の良しあしであることはいうまでもないが、環境面の充実は、消費者にとっては魅力のひとつといえそうだ。

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