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話題集める、大阪のポスター
ユニークなアイディア、街の活性化にひと役

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2013/06/15 16:00

 音も出ないし、動きもない。しかし注目率は抜群だ。PRや地域の活性化に、大阪ではいま、こんなポスターが効果を上げている。

 いまや宣伝・告知といえばインターネットが主流だが、なかなかどうして、知恵を絞ればポスターだってかなり有効で面白く、重要なツールとなるようだ。例えば、いま大阪では、こんな1枚が話題となっている。

 これぞウィン-ウィンの関係の1枚というのが、大阪府の施策などを告知するポスターだ。今年で5年目を迎える同ポスターは、映画配給会社とタイアップしたもので、制作費用は映画配給会社が負担。府は掲示場所として公共施設を提供する。府にしてみれば、経費を節減できる上に、最新映画のビジュアルと一緒であれば、注目度に関しても申し分ない。また映画配給会社にとっても、掲示が老若男女多くの府民が利用する場所に掲示でき、映画の宣伝にはうってつけと、双方にメリットをもたらしている。なお、府の告知部分に必要なコピーは、府の職員が考えるそうだ。府民からの評判も上々で、次はどんな洋画、それとも邦画とともにと、新作の登場を心待ちにする人も少なくないようだ。

画像:イザ!「職員発“名コピー”続々 映画とタイアップの大阪府広報ポスター」より
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/648540/slideshow/569628/

 商店街に元気と活気をもらすきっかけとなりそうなのが、今年で誕生100年となる新世界市場(浪速区恵美須東)のポスターだ。同商店街も典型的な“シャッター通り”と化しており、集客のイベントを実施しても、イベントが終われば元の木阿弥(もくあみ)、客足は戻らない。この窮地を脱する一助になればと立ち上がったのが、大手広告代理店「電通」の若手クリエーターだった。そして2012年夏に制作されたのが、商店街の店主を主人公にしたポスターだ。

 ポスターの内容は、ユニークのひと言。「お客様は神様やっていうけど、うちの常連さんは、半分くらい仏様になってしもうたな。(細く、長く、糸、売ってます)(生田綿店)」「ねぇ奥さん、本当はMなんでしょう。(ご近所の女のカラダを知り尽くしている男)(生田商店/婦人服・肌着)」「半分閉まってる? 半分開いてるからええやないか(新世界市場)」といった秀逸なコピーを配したポスターが、数多く掲示されている。さすがにインパクトは大きく、ポスター目当てとはいえ、昨年夏以降の人の流れは以前とは変わり、商店街を訪れる人も増加しつつあるという。

Facebookページ「新世界市場再生プロジェクト」より
https://www.facebook.com/shinsekaiichiba

 古くは、ミニスカートの女性を下からアップに撮った写真などを配し、新大阪センイシティー(現在、建て直し休館中)が1970年代に放った大胆セクシー路線のポスターや、「ごめんですんだら、警察いらんわ!!」のコピーが有名な大阪府警の募集ポスターなど、個性的で目立つことでは定評のある大阪らしいポスター。そのパワフルさには、ますます磨きがかかっているようだ。

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