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在日米軍施設周辺で広がる「ドル払い」
商店街の活性化につながるか

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2013/06/30 14:00

 今夏は外国為替相場に一喜一憂するだけではなく「ドル」で楽しくお買い物。ただし旅先の海外ではない。場所は日本国内の商店街だ。

 最近の「円安ドル高」は、輸出業にしてみれば追い風のようだが、一般庶民の暮らしにとっては、輸入品などの値上げなどありがたくない側面もある。しかし、このところの「ドル」をめぐる国内の話題は、それだけではない。いまドルが使えることを特徴として、消費拡大や地域活性化を目指そうとする商店街の動きが活発化している。

 もちろん日本の通貨は「円」。だが、国内でも「ドル」は使える。これは1998年の「改正外国為替法」施行にともない、いわゆるドルショップの開設が可能となったためだ。したがって、店舗がドル払いも受け付けるとうたえば、誰でも円とドルの両方を使ってショッピングが楽しめる。例えば、家電量販店の「ヨドバシカメラ」も、各店舗での支払いにはドルを選択することも可能となっている。

 国内でドルショップが多いのは、やはりドルを自国通貨とする人が多く存在している在日米軍施設を有する地域にある店舗であり、商店街だ。そんな商店街の中で、ドルが使えることを特徴としてアピールする先駆けとなったのは、横田基地のある東京都福生市(ふっさし)。同市では、2010年の8月から展開されており、評判は上々。軍の施設関係者はもちろん、国内に居ながらにして米国の雰囲気を味わえると、日本人の観光客からも大歓迎されている。この状況に、同様の環境で商売を行う各地の商店街も、大いに刺激を受けたようだ。

 7月1日から8月31日までの2カ月間と短期だが、神奈川県横須賀市の商店街でも行われる。「夏の横須賀ドル旅まつり」は、横須賀市と横須賀集客促進実行委員会が行う観光キャンペーンだ。期間中は、ドブ板通りを中心とした飲食、物販などの店舗や、市内の主要観光施設での決済は、円・ドル、どちらの通貨でも対応する。

 さらに海兵隊基地のある岩国市(山口県)でも、ドルも使用許可が検討されており、早ければ今年中にはスタートする見通しだという。

 福生の成功例が、全国の商店街でも当てはまるのだろうか。そんな疑問の1つの答えともいえるのが、昨年2月にトラベルジャーナルが実施した「海外旅行に関する調査」の結果だ。同調査によると、旅行先から持ち帰ったドルを含めた外貨は、そのまま自宅に保管する人がほとんどで、その推定総額は日本円に換算して約1兆3,252億円になるという。

 海外旅行の経験者は、一度自宅の引き出しなどをチェックしてみると、商店街で使えるドルなど眠れる外貨が、かなり高い確率で発見できるかもしれない。

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