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極めて良好、日本・台湾の旅行事情
富士山と姉妹山提携、ランドマーク友好宣伝計画も

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2013/07/07 16:00

 ギクシャクした関係が続く東アジアの隣人たちの中にあって、台湾との関係は極めてスムーズな日本。そのせいかお互いの往来に関しても、期せずして仲良く同じような数字が並ぶ。

 日本政府観光局の調査によれば、2012年に日本を訪れた台湾からの旅行客は、過去最高の約147万人。地域別に見ると、韓国に次ぐ2番目の多さだ。逆に、台湾を訪れる日本からの旅行客数も、昨年は年間140万人を上回った。これは、2008年に台湾が対中緩和政策に踏みきって以来、増え続ける中国からの旅行者数の約260万人にはおよばぬものの、台湾を訪問する外国人数ランキングでは2位の座をキープしている。

 そんな日本と台湾、今度は「高さ」の競演で、いっそうの交流促進をはかる。最初は最高峰同士だ。4月には、晴れて世界文化遺産となった日本一の山「富士山」と、富士山より高い台湾一の山「玉山(現地読みはユイシャン・3952メートル)」が姉妹山提携を結んだ。

 いまでこそ聞き慣れない玉山だが、実はかつての日本一の山。日本が台湾を統治していた時代は、真珠湾攻撃の開始指令にも登場する「新高山(にいたかやま)」と呼ばれた山だ。しかし、台湾での登山は、日本と異なる点も多い。玉山も自然保護の観点から事前に許可が必要で、1日の入山者は92名のみ。ガイドの同伴も条件となっている。ベストシーズンは夏以降で、体力的には富士登山が可能であれば問題はない。日本からのツアー料金は、4泊5日(うち山中2泊)で20万円程度が多いようだ。

 また5月には、総事業費約650億円、開業から1周年を迎えた「東京スカイツリー(634メートル)」と、総工費約600億元(約1兆円)をかけ、2004年に台北市に完成したオフィス、商業施設からなる超高層ビル「台北101(509.2メートル・地上101階、地下5階)」が、共同友好宣伝計画を締結した。両施設では、さっそく東京スカイツリーや台北101グッズが当たる「スクラッチカードキャンペーン」が始まった。9月には「写真展」も開催される運びだ。

 日増しに友好関係が深まる日本と台湾。しかし尖閣諸島問題に関しては、お互いが領有権を主張して対立している。普通であれば反日感情も予想され、とても観光どころではないはずだが、台湾での日本評は悪くない。2012年の対日世論調査でも、好きな国・地域はとの問いに、約43%が日本を挙げた。これは2位グループのアメリカやシンガポール、そして中国の約7%を大きく引き離し、堂々の1位である。

 この夏は、台湾一の高み見物ついでに、日台友好の秘密を解き明かしに台湾へ出掛けてみるのも良さそうだ。

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