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「土用の丑」2回あるのに、ウナギ価格上昇
政府は安定供給、スーパーは低価格にそれぞれ努力

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2013/07/15 18:00

 夏の暑さを吹き飛ばし、滋養をつける食べ物の代名詞といえばウナギ。今年は「土用の丑の日」が2回ある年で、7月22日と8月3日となっている。

 水産庁は5月30日、「ウナギをめぐる最近の状況と対策について」との発表を行った。発表によると、近年、東アジア全体でウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲が低迷しており、シラスウナギ、親ウナギとも価格が上昇。これを受けて、ウナギ食品の値上げも相次いでいるという。また、今漁期のシラスウナギの池入れ量は約12トン(平成25年4月30日現在)で、前年の75%にとどまっていると説明した。

水産庁「ウナギをめぐる最近の状況と対策について」より

 そこで、今後もウナギを安定供給できるようにするため、水産庁は平成24年6月に公表した「ウナギ緊急対策」に続き、平成25年度から新たに実施する主な取り組みについて公表した。

 具体的には、「ウナギ養殖業者向け金融支援」「中国や台湾との資源管理協力」「資源管理対策に向けた地域毎の話し合いの促進」「シラスウナギの大量生産技術の開発をはじめとする調査・研究等を推進」「通常の飼育では育成が難しいメスの放流親ウナギの育成試験」「シラスウナギ大量生産加速化に向け、産業界からの技術導入を目指した意見交換」「ニホンウナギ及び同種を使用したウナギ加工品に『ニホンウナギ』と表示することの推奨」などを挙げた。

 そんな中、大手スーパー各社もウナギの安定供給に向けて、力を入れているようだ。

 大手スーパーの合同会社西友では、土用の丑の日に向けて需要が高まる時期である6月28日から8月11日の期間、夏場の需要期に対応し「食の幸 うなぎ蒲焼」(鹿児島県産・宮崎県産原料)の価格を強化し、大サイズ(10キログラム60尾サイズ)を1,470円という低価格にて販売するなど、相場高騰の中、市場最安値を目指している。

 また、ダイエーグループは、6月20日から7月14日まで、「土用の丑」に向けた予約販売を開始。「鹿児島県・宮崎県産 うなぎ」を使用した蒲焼やうな重を中心に、合計12品目を取り揃え、日本の夏場の食卓の風物詩といえる「土用の丑」に向けて、前年の約1.2倍の予約件数獲得を目指す。予約商品の一例としては、昨年1尾2,480円で販売していた「鹿児島県・宮崎県産うなぎ白醤油焼(大)」を27パーセント引き下げて、1,800円とするものなどがある。

 昨年に引き続き、稚魚の不漁により、ウナギの価格が高騰している中、土用の丑の日の伝統を今年も味わえるよう、政府をはじめ民間企業ではさまざまな対応に取り組んでいるようだ。

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