MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

厚生・国民年金収支、24年度は黒字
後納制度、運用収益も貢献

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2013/08/31 12:00

 平成24年度の年金会計は、保険料率の引上げや後納制度の影響で、歳入が増加。さらに、株高で運用収益も11兆円あった。

 厚生労働省年金局は8月9日、「厚生年金・国民年金の平成24年度収支決算の概要」を発表した。

 発表によると、厚生年金(年金特別会計厚生年金勘定)については、歳入が39兆1,600億円、歳出が38兆7,650億円で、差引き3,949億円の黒字だった。ただし、歳入不足を補てんするための積立金からの受入額が3兆9,015円あるため、これを除くと3兆5,065億円のマイナスになる。

 内訳を前年度と比較すると、歳入については、保険料率の引上げにより保険料収入が6,850億円増加したほか、市場環境の回復により年金積立金管理運用独立行政法人からの納付金が4,562億円増加した。

 また歳出については、保険給付費が年金受給者数の増加により前年度より1,122億円増加したものの、基礎年金に要する費用が予定より少なくなることが見込まれたため、基礎年金勘定への繰入れ(基礎年金拠出金)が1兆995億円減少し、全体で9,822億円減少した。

 一方、国民年金(年金特別会計国民年金勘定)については、歳入が5兆2,220億円、歳出が5兆1,944億円で、差引き275億円の黒字だった。ただし、こちらも歳入不足を補てんするための積立金からの受入額が4,976億円あるため、これを除くと4,700億円のマイナスとなる。

 内訳を前年度と比較すると、歳入については、後納制度の実施等により保険料収入が317億円増加した。後納制度とは、時効で納めることができなかった国民年金保険料について、平成24年10月から平成27年9月までの3年間に限り、過去10年分まで納めることができる制度。後納制度を利用すれば、年金額が増えたり、納付期間が不足して年金を受給できなかった人が年金受給資格を得られるケースがあることから、後納制度を利用した納付が増えたようだ。

 また歳出については、旧国民年金法による受給者数が減少したことで、国民年金給付費が1,294億円減少した。さらに今回の発表では、厚生年金の積立金による運用収益が10兆4,691億円、国民年金の積立金による運用収益が7,291億円あることも分かった。

 年金財政は長期的な観点から評価する必要があるものの、平成24年度の決算に限れば、好調だったといえそうだ。

【関連記事】
おしゃれなふんどし「しゃれふん」で世界を目指す 広告・SEO一切ナシで目立つ方法とは?
「香川を代表する讃岐うどんの老舗として、安売りはできない」 ネットショップ開設19年、うどん本陣山田家の今後の戦略
「10分完売のチョコレートビールをきっかけにネットショップに力を マニア向けから一般の人にもわかりやすく」
食品と電報の掛け合わせアイデア商品『マシュマロ電報』が大ヒット!軌道に乗るまでわずか3ヵ月の秘訣とは
日本の一級品を世界へ!グローバルECサイト「MONOHUB」、たった3人の起業物語

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5