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しっかり稼いで給与は低め? ラーメンと回転寿司チェーンの儲け具合をチェック!

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 外食の定番といえばラーメンと回転寿司。主要5社の儲け具合と従業員給与を見てみよう!

ラーメンチェーン代表3店舗、営業利益がすごい!!

 290円の中華そばを手がける幸楽苑(7554)や「日高屋」のハイデイ日高(7611)、「餃子の王将」の王将フードサービス(9936)の3社は、直営店に限ってもそれぞれ300店舗から500店舗を展開。出店地域にやや偏りはあるものの、各社ともラーメンとギョーザのナショナルチェーンといっていいだろう。

 結論から先にいえば、3社はラーメンやギョーザ、ビールなど、客1人に1,000円の飲食を提供するたびに、いくら儲けているのだろうか?

 ここ5年間の1,000円当たりの儲け(営業利益)の推移は、幸楽苑は15円~65円、ハイデイ日高は90円~125円、王将フードサービスは111円~160円といったところ。08年度から12年度にかけての5期平均でいえば、幸楽苑48円、ハイデイ日高113円、王将フードサービス132円である。

 各社ともしっかり利益を確保しているわけだが、過去の店舗などへの投資を費用化する減価償却費は、実際には出金がないことから、儲け具合はさらに高いといっていいだろう。中でも、率換算で10%を超す営業利益率をマークしているハイデイ日高と王将フードサービスは、外食業界全体でも高い収益力を実現している会社といっていい。

 1年間休みなしで毎日営業したとして、各社の直営各店の1日平均売上高(5期平均)は、幸楽苑が21.8万円、ハイデイ日高が25.1万円、王将フードサービスが43.0万円だ。

 売上高を期末の原材料在庫高で除した指標が、原材料の回転率である。5期平均で幸楽苑は145回転、ハイデイ日高は201回転、王将フードサービスは236回転だ。幸楽苑の場合は原材料が1回転するのに2.5日ほどかかっているのに対し、ハイデイ日高は1.8日、王将フードサービスは1.5日という計算になる。

 1店舗1日平均売上高と回転率が高い順に、1,000円の飲食提供で得る儲けも多いということなのだろうか。

 店舗カウンターで全裸になり、撮影写真をネットに投稿した客を告訴している王将フードサービスの場合、客単価が高い時間帯はアルコール客が多いと推定される21時~12時。このアルコール販売やギョーザの持帰りなどが利益を押し上げていることは容易に想像がつく。ハイデイ日高もアルコール比率を年々高めており、およそ15%に達しているという。(次ページへ続く)


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