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読みづらい名前の山は、地域活性化の手段となるか
今秋、大分で「日本全国難読山名サミット」開催

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2013/10/20 14:00

 「岨巒堂山(標高751メートル)」「雲母峰(888.4メートル)」。これは日本にある山の名前だ。さて読み方は。この秋、こんな難しい名前のついた山を地元に持つ人々が集まり、会合が行われる。議題は、難読の山で地域を元気にできるかだ。

 いまから17年前の1996年、山に関するあるランキングがまとめられた。対象となる山の条件は、登山やアウトドアの愛好者でも、読めない、分からない、ましてや一般の人にはチンプンカンプンという「日本全国難読山」なるものだ。選ばれた山の数は229にのぼり、ランキングは読めないであろうと思われる順となっている。

 例えば、ランキングの1位である「一尺八寸山(標高706.7メートル)」。これは「いっしゃくはっすんやま」ではなく「みおうやま」と読む。また、同ランキングの3位は「月出山岳(標高708.7メートル)」。こちらの読みは「かんとうだけ」だ。

 そして今年、この難読山のランキングを地域活性化にも活用できないかと開催されるのが「日本全国難読山名サミット」だ。

 音頭をとったのは、大分県の北西部に位置する日田市の東有田地区の面々。サミット開催のきっかけは、昨年7月の集中豪雨で甚大な被害を被った東有田地区の復興策を考えたことによる。実は、日田市の周囲には難読山が集中しているのだ。先程のランキング1位と3位も、日田市近郊にそびえる山。さらにランキングの12位に顔を出す「万年山(はねやま/1140.3メートル)」も、日田市に隣接する玖珠(くす)郡玖珠町のシンボルでもある。

 一地域だけでは、やはり盛り上がりにも乏しい。そこで大規模にと設立された実行委員会では、難読山名にランクインしている山を持つ自治体の関係者に参加を呼びかけた。並行して、展望台建設や案内看板設置などで一尺八寸山と月出山岳の整備にも着手するなど、着々と開催の準備は進む。

 サミットの日程は、10月の26日と27日。2日間の日程ではあるが、難読山への登山や、町おこしの討論会他、盛りだくさんの行事が予定されているようだ。

 なお、冒頭の2つの山名の読み方は、「岨巒堂山」は「しょらんどうやま」で、新潟県・佐渡島の山。また「雲母峰」は「きららみね」で、三重県の鈴鹿山脈にある一座だ。難読山名ランキングでは、前者が5位、後者は4位となっている。

 難読の山が地域の活性化に役立つか、今後の動向が注目される。

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