MONEYzine(マネージン)

テーマ別に探す

出版上位10社うち7社が減収
解決策は電書か、さらなる紙へのこだわりか

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2013/11/02 12:00

 帝国データバンクは、2010年度から2012年度の業績が2013年9月時点で判明している出版社654社を対象に決算調査を行い、その結果を10月17日に発表した。

 2012年度の売上高ランキングのトップは集英社(1,260億9,400万円)で、以下、講談社(1,219億2,900万円)、小学館(1,079億9,100万円)、角川書店(401億7,600万円)、日経BP(386億7,700万円)、宝島社(333億円)、文芸春秋(256億7,300万円)と続いた。

 売上の推移を見ると、上位10社中7社が前年度比で減収になったほか、ランキング2位の講談社と3位の小学館、5位の日経BPの3社にいたっては2期連続減収になるなど、厳しい決算内容だった。一方、上位10社の中で前年度比で増収だったのは、7位の文藝春秋、9位の光文社、10位のぎょうせいだけだった。

 書籍・雑誌は販売部数だけでなく広告収入も大きく低迷しており、市場全体が縮小傾向にある。また、最近では休刊に追い込まれる雑誌が後を絶たず、出版社の経営状況は厳しさを増している。

 書籍・雑誌の販売が苦戦する中、電子書籍の利用者は増えている。BookLiveが8月に発表した調査(7月3日から6日にかけて開催された東京国際ブックフェアに来場した一般客の男女826人を対象に、電子書籍の利用に関する意識調査)結果によると、電子書籍の購入経験者は全体の31.6%だった。

 その一方で、電子書籍の購入経験がないと答えた人にその理由を聞くと、最も多かった回答は「紙の本で読むほうが好き」で51.6%だった。

 出版業界が生き残っていくためには、電子書籍で収益を上げる仕組みづくりや、紙の本が好きだという人の囲い込みなど、新たなアイデアや工夫がますます重要になりそうだ。

【関連記事】
おしゃれなふんどし「しゃれふん」で世界を目指す 広告・SEO一切ナシで目立つ方法とは?
「香川を代表する讃岐うどんの老舗として、安売りはできない」 ネットショップ開設19年、うどん本陣山田家の今後の戦略
「10分完売のチョコレートビールをきっかけにネットショップに力を マニア向けから一般の人にもわかりやすく」
食品と電報の掛け合わせアイデア商品『マシュマロ電報』が大ヒット!軌道に乗るまでわずか3ヵ月の秘訣とは
日本の一級品を世界へ!グローバルECサイト「MONOHUB」、たった3人の起業物語

  • ブックマーク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

All contents copyright © 2007-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5