マイボイスコムは11月20日、コンビニATMに関する調査結果を発表した。調査期間は10月1日から5日で、1万2,055人から回答を得た。コンビニATMとは、コンビニエンスストアなどに設置されている現金自動預け払い機(ATM)のこと。
コンビニATMの認知率を調べたところ、最も高かったのが「セブン銀行」で77.6%だった。「セブン銀行」は、セブン-イレブンやイトーヨーカドーなどの店舗などにATMを設置し、銀行や信用金庫のほか、クレジットカード会社や消費者金融会社など多くの金融機関と提携することで、原則24時間365日稼働する利便性の高いATMネットワークを構築している。ホームページによると、11月23日時点のATM設置台数は1万8,936台。
認知度2位は「イオン銀行ATM」で50.9%。「イオン銀行ATM」はミニストップをはじめ全国のイオン店舗に設置されている。イオン銀行のカードなら、24時間365日手数料が無料になるのが魅力。イオンは2006年に銀行業に参入し、現在では住宅ローンをはじめ、さまざまな金融商品を提供している。
認知度3位の「ローソンATM」で36.6%。「ローソンATM」は、2001年に設立されたローソンATM ネットワークスが運営するATM。ローソン店舗に設置されており、提携銀行のキャッシュカードが利用できる。ホームページによると、11月19日時点のATM設置台数は1万27台。
コンビニATMの設置台数は増えており、利便性は向上している。その一方で、「コンビニによって手数料や利用できる金融機関などが異なるため覚えられない」「1回に引き出せる金額が銀行ATMと比べて少ない」などと、使い勝手に関する不満や、「情報を盗み取る犯罪への対策が十分ではない」といったセキュリティに対する不満もあるようだ。
調査によると、33.8%の人が月1回以上コンビニATMを利用していたが、コンビニATMを利用したことがない人の割合も33.8%に達していた。コンビニATMの利用率を高めるためには、さらなる使い勝手の良さを追求していく必要があるのかもしれない。
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