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東京オフィス街、「自然との共生」進む
ビル農業や森、「いきものハンドブック」など

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2013/12/15 14:00

 東京の大手町や丸の内周辺で「自然との共生」をテーマにしたビルが増えている。

 21世紀の都市開発のキーワードである「自然との共生」を具体的に知りたいと思ったら、東京駅から有楽町まで少し歩いてみたい。日本有数のオフィス街である同地区、実は都市や都市に住まう人間と自然との在り方のモデル・ケースが点在しているところでもあるからだ。

 スタートは、「ライフプロデュース」のミッションのもと、広い分野での人材育成や雇用の創出を展開しているパソナグループの本部ビル(東京都千代田区)だ。パソナ農援隊として農業に関するサポートも手がける同社のビルは「アーバンファーム」と呼ばれ、さまざまな設備を駆使して育てられる植物があふれる空間となっており、見学も可能。時間にして約30分で、働く人の健康を考えた花と緑のオフィス空間や、都会でできるビル農業と、栽培されている野菜などを見ることができる。料金は無料。見学人数が10名以下の場合や、スタッフの説明が不要ならば予約もいらない。

 パソナグループの本部ビルの近くには“森”もある。去る10月に第1期として商業ゾーンで「OOTEMORI(オーテモリ)」がオープンした「大手町タワー(運営は東京建物/本社:東京都中央区)」が、その場所だ。都市を再生しながら、自然を再生するがコンセプトである同ビルの最大の特徴は「大手町の森」。単なる緑化ではなく、敷地面積の3分の1にあたる約3,600平方メートルに“本物”の森、つまり生態系サイクルも限りなく再現した自然を創った点だろう。森を構成する植物は、千葉県君津市に大手町と同じ施行をほどこした土地を作り、約3年間にわたって育成状況と管理方法を検証を行った後、大手町に移植されている。

 さらに、大手町タワーからR402を有楽町方面へと進むと、JR有楽町駅前のビルの一角には「自然環境情報ひろば 丸の内さえずり館(東京都千代田区/新有楽町ビル)」がある。同館は、三菱地所(本店:東京都千代田区)のCRS活動の一環として1999年に誕生し、以来人と自然の共生をテーマに、近隣のビジネスパーソンを対象とした自然に関する講座、セミナーの開催や企画展を実施している。また、丸の内周辺の自然についての調査・研究にも積極的で、成果は今年6月に「丸の内生きものハンドブック」としてまとめられた。同ハンドブックは、現在ウェブサイト内で閲覧ができる。入場無料。ただし講座とセミナーには、一部有料もある。

 都会の真ん中を舞台に、いま考えなければならない人と自然との関係をテーマに、ちょっとした大人の社会見学。さえずり館を出たら、至近の日比谷公園や皇居の緑と、都会のオアシスへと足を伸ばしてみてもよさそうだ。

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