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全国各地の神社、おしゃれに建て替え
不動産会社や著名デザイナーとのコラボ続々

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2013/12/29 16:00

 春の出雲(島根県)、そして秋は伊勢(三重県)の遷宮もあり、神社に注目が集まった2013年。しかし、最近は神社の施設の建て替えに際して、伝統にスタイリッシュさも加味するなど、これまでのイメージとは異なるおしゃれな神社も増えつつある。手段はコラボレーションだが、その相手や方向性もさまざまだ。

 まず、九州には著名デザイナーのコラボレーションで話題の神社がある。縁結びの神様として知られ、今年で1350年目を迎えた福岡県太宰府市の「竃門(かまど)神社」では、記念の一環として社務所の建て替えが行われた。

 「100年愛される建物」のコンセプトのもとで完成した施設のひとつに、お札やお守りを受け取る授与所がある。デザインは実に斬新だ。縁結びという点で女性が多く訪れる同神社らしく、淡いピンク色の大理石を使用した開放的なつくりとなった。またテラスに配されたチェアは、材質には石を用いながらも座り心地はよく、回転もするなどユニークさも特徴だ。手がけたのは、インテリアデザイナーの片山正道氏、そしてプロダクトデザイナーのジャスパー・モリソン氏。

 一方、東京では、不動産会社をコラボレーションの相手に、新しい神社の姿を模索する動きもある。起源は西暦1300年の赤城神社(東京都新宿区)では、社の建て替えに際して「ヒトイキ」なるキーワード設定した。ヒトイキとは、既存の伝統と地域に根ざしながらも、これからの暮らしを育む文化活動も始めることで、日常生活のなかで文字通り一息つけたり、人が楽しめ、役立つさまざまな情報発信役を担って行こうというものだ。

 しかし問題は費用面。そこで同神社では、三井不動産(本社:東京都中央区)をパートナーに、土地の有効活用に乗り出す。現在、境内には70年の定期借地権付きの分譲マンション「パークコート神楽坂(6階建、分譲戸数68戸、価格帯4,230万円~1億2,290万円、完成は2009年11月)」が建つ。また同マンション内には、カフェやワークスペースなど設けられており、ヒトイキ関連の施設としてもにぎわいをみせている。

 同様の展開は、パートナーも同じく三井不動産で、創設が西暦903年の成子天神社(東京都新宿区)でも進行中だ。同神社では社建築とともに、ワンルーム賃貸の「ヴェルデコート西新宿(12階建、賃料1カ月14万4,000円より)と、70年の定期借地権付き分譲マンション「パークタワー西新宿エムズポート(27階建、分譲戸数179戸、価格帯2,790万円~6,700万円)」の2棟の新築工事が行われ、マンションは先頃完成となった。

 神々は不変でも、まつる施設は時間とともに劣化する。しかし日本人は、クリスマスに初詣と、信仰の対象範囲が極めて広く浅い。そのせいか建て替えで向かう方向も、神様と同様“八百万(やおよろず)”の様相といえそうだ。

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