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台湾唐揚げや大福風お茶漬けなど
来る者拒まず「名古屋めし」、進化中

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2014/01/12 10:00

 名所旧跡に景勝地は思い浮かばなくとも、味噌かつや味噌煮込みうどん、ひつまぶし&天むす、さらに小倉トーストなど、その独創的な食のメニューである「名古屋めし」。「名古屋」とは言いながら、愛知県近隣の岐阜や三重の味も含まれており、必ずしも全てが名古屋市発祥ではなく、中部地方の味の総称と言ったほうが正しいのかもしれない。

 とはいえ、他県から来る味は拒まず大歓迎、そして伝統や新進気鋭のわけへだてなく取り入れ、さらに独自のひと工夫を加えるなど、食へのこだわりはかなり旺盛な土地柄であることは確かなようだ。したがって、最近もいくつかの味が新たに名古屋めしの仲間に加わり、話題を集めている。

 昨年春に名古屋市内にオープンした「鯱市(しゃちいち)」は、1907年創業の味噌煮込みうどんの老舗である山本屋本店の新業態で、メニューはカレー煮込みうどん。麺は手打ちで、ゆで加減も“超”アルデンテと堅めの味噌煮込みうどんのテイストに、スープはこだわりのだし汁とコクと旨味と辛さが絶妙なハーモニーを奏でるオリジナルのカレールウの組み合わせが特徴となっている。味は絶品、名古屋のグルメたちの間でも評判となっている。価格は750円より。

「カレー煮込うどん鯱市」より
http://www.syachi-ichi.com/syachi.html 

 一方、中華料理店のまかない食が進化した台湾ラーメンも、名古屋めしを代表する味だ。この台湾なる名称も、近頃は麺だけにとどまらない。「李さんの台湾名物屋台(運営は春水堂)」は、1999年に台湾から来日した李さんが展開するファストフード店舗で、現在は愛知をはじめ、大阪、富山、そして東京にも進出している。同店の名物が台湾の味に独自のアレンジをプラスした「台湾唐揚げ(500円)」。特製の下味をほどこした厳選鶏肉を、4段階の辛さをチョイスして楽しむ一品だ。唐揚げがブームのいま、こちらも見逃す手はない。

「東京ミートレア」より
http://www.tokyo-meatrea.com/shop/lee.html

 さらに、お茶漬けも名古屋で独自の味が生まれている。「名古屋大福茶漬け(かぶらやグループ)」は、食べる前にまずは独特のビジュアルに驚く。料理人と和菓子職人のコラボレーションで誕生した同商品は、一見手のひらサイズの大福もちだ。ただし中身は、山形県産のもち米と名古屋コーチンのつくね団子で、上からお茶を注げば、鳥の旨味とモチモチとした食感が楽しめる上品な味が身上のお茶漬けに変身する。年末年始のご馳走三昧を過ごしたこの時期、サラサラと味わうにはもってこいかもしれない。価格は1個520円。

「【かぶらやグループ直営サイト】日本の食卓」より
http://www.nippon-no-syokutaku.net/category/9.html

 かつては奇抜さに眉をひそめる人も多かったが、いまでは立派な食のカテゴリーとなった愛知県の「名古屋めし」。やれB級だ、ご当地の逸品だと、連日のようにグルメ情報は氾濫する昨今だが、やはり食の“イノベーター”として、その存在感とアピール力はありそうだ。

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