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「日経平均は2年以内に6万円」!? トンデモ予想、あきれて終わるか投資に活かすか

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2014/01/22 08:00

 「日経平均は2年以内に6万円」!?なんてトンデモ予想が出かねない昨今。「またまた~」とあきれて終わるならプロ未満。稼いでる人は投資に活かしているようです。

 堅調な株式相場が続くと、週刊誌の投資を煽る記事が増え、腕まくりして数年ぶりに投資を再開する投資家も増えてきます。相場のプロであり、沈着冷静に合理的なコメントを期待されるエコノミストやアナリスト、多くのファンドマネージャーたちも所詮は人の子、例外ではありません。

みんな天才?

 7年から10年程度の株式相場サイクルを前提に考えても、上げ下げの期間は半々ではありません。だいたい、7:3で、上昇する時期のほうが長いイメージになります。4-6年は横ばいか上昇している一方、大きく下げるのはせいぜい2年ほどといった感じです。株式関係者は楽観的な方が多いことに加えて、投資家の多くも「業績のよい企業」「割安な企業」を探すことが多くなります。

 このため、信用取引では買い残が売り残を上回ることが多く、eワラントのプット・コールレシオでも、上がる方向のコールがいつもプットの数倍の取引金額があります。

アナリストの場合

 では、あるアナリストがA銘柄を買い推奨した場合、どうなるでしょうか? 全期間のうち7割が上昇相場で、それが3-4年続くとすれば、ブル(上昇)相場の間は、「誰が何を書いても上がる」ことになります。これが2年も続けば、「オレ様が挙げた銘柄はすべて上がる」とこのアナリストは思うようになります。

投資家の場合

 同様に、投資家の多くが買いから入るとすれば、ブル相場の数年目にもなれば、連戦連勝でホクホク、「私って投資の天才かも」とほとんどの投資家が考えるようになります。

情報源の均質化がもたらしたもの

 さらに、最近は情報源の均質化が進んでいます。一昔前までは、プロはロイター、Bloomberg、クイックといったプロ用の情報源からリアルタイム情報を得ることができる一方、一般投資家は数日遅れの新聞からの情報を使っていました。

 ところが、今はネット証券の情報サービスなどにより、プロと同じ情報に接する個人投資家が増え、投資銀行などが出す各種レポートの情報も迅速に入手できるようになりました。その結果、プロもアマも同じような情報源で、同じような分析を目にし、同じような相場見通しを持つようになりました。

 この結果、エコノミストから、トレーダー、株式評論家、新聞や雑誌の担当者まで、意識しないうちに相場の雰囲気に流されやすくなっているといえます(次ページへ続く)


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本記事は、投資や貯蓄などマネーを活用するための情報提供を目的としており、続きを見る

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