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菓子メーカー、86.9%が黒字
老舗も新参も好調は、原価率の低さにあり

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2014/02/15 14:00

 帝国データバンクは4日、主要菓子メーカーの経営実態調査の結果を発表した。対象となったメーカーは、2014年1月時点の企業概要データベースの中から、2012年度(2012年4月〜2013年3月期)の売上高が判明した菓子メーカー485社。

 発表によると、485社のうち2010年度から2012年度の3期連続で比較可能な売上高が判明した462社の売上高の推移を見ると、2012年度の増収企業は260社(56.3%、構成比以下同)で、2期連続の増収企業は139社(30.1%)だった。

 485社のうち2011年度と2012年度の損益が判明した396社の損益状況を見ると、黒字は344社(86.9%)、2期連続黒字企業も297社(75.0%)に達し、好業績の菓子メーカーが多いことが分かった。

 帝国データバンクが発行している「全国企業財務諸表分析統計」によると、パン・菓子製造業の粗利益率は31.88%で、食料品・飼料・飲料製造業の25.81%よりも高い。原価率の低さもあり、安定経営を続ける菓子メーカーが多いようだ。485社を業歴別で見ると、「50年以上100年未満」の企業が221社(45.6%)、「100年以上」の企業が83社(17.1%)で、62.7%の企業が業歴50年以上だった。

 老舗が活躍する一方、業歴10年未満の菓子メーカーの奮闘も目立っている。

 パンケーキ専門店「Butter」を展開するスイーツデザインラボ(大阪市北区)もその1つ。パンケーキに全国から選りすぐられた高級発酵バターをぜいたくに使用し、その食感とおいしさが多くの消費者から支持されている。設立は2007年7月。2012年度の売上高は前年度比33.8%増だった。

 「五感〜GOKAN〜」のブランド名で、黒豆マドレーヌなどの焼菓子や生菓子を製造販売する五感(大阪市中央区)は、2005年9月設立。「人」「できたて・つくりたて」「旬」「和」「素材」の5つのコンセプトにこだわった本物のおいしさを追究している。2012年度の売上高は前年度比10.8%増だった。

 菓子メーカーにおいては原価率に加えて、独自性やこだわりなど消費者に受け入れられる味の魅力を持つことが大切といえそうだ。

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