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青果は実物を見てじっくり
通販業者等、個性的な実店舗続々

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2014/02/23 12:00

 生鮮食材は、味や鮮度、そして安全・安心の一品を、できれば自らが納得した上で購入したい。こうした消費者の意見を反映してか、町にはスーパーとは一線を画した独自の品ぞろえで、人気を博する店舗が増えている。特に応用範囲が広い青果類の場合は顕著なようだ。

 インターネットを介した食品宅配の大手であるオイシックス(本社:東京都品川区)は、店舗展開にも意欲的だ。背景にはファン層の拡大があり、店舗はインターネットによる買い物を好まない層への取扱商品のアピールの場となる。今年1月には3店舗目として、JR吉祥寺駅の駅ビルであるアトレ吉祥寺(東京都武蔵野市)に「Oisix CRAZY for VEGGY(オイシックス・クレージー・フォー・ベジー)」を開店させた。面積83坪と、これまでの店舗の4倍規模となる店舗内には、産地や栽培方法、また製法にこだわった野菜や果物に牛乳やハム・ソーセージ、ワインといった加工品が所狭しと並ぶ。またイートインコーナーなども併設されている。

 また「ベジマルシェ アークヒルズ店(東京都港区、アーク森ビル)」は、野菜の“ショールーム”だそうだ。運営するデザイナーフーズ(愛知県名古屋市)は、メニューの提案や食品の分析などコンサルティング業務を行う企業であり、店舗ではこれまでに培ってきた同社の食に関するノウハウや知識を反映させている。同店のコンセプトは「おいしいものは体に良い。旬の野菜には健康に良い力が備わっている」。販売方法も独特だ。価格は食べごろ、野菜の力ともいうべき持ち味が一番発揮される順番で決まる。分類も、野菜を「抗酸化系、免疫力系、解毒力系」と3つの機能別に紹介されている点が特徴だ。

 一方、風評被害に待ったとばかりに立ち上がったのは、「通販生活」を発行するカタログハウス(本社:東京都渋谷区)だ。同社では、展開する直営店舗の新宿移転にともない、新店舗内に福島応援ショップ「本日福島」を、今年1月にオープン。本日福島では、福島県の生産者と二人三脚で、おいしさには定評がありながらも、原発事故以来とかく過剰に不安視されがちな福島県の各種農産物や加工品を取り扱う。店頭に並ぶ商品は、全て安全で安心な点を具体化するために、独自に導入した放射能測定器の検査にパスしたものばかりだ。一角に設けられたギャラリーでは、福島のいまを撮り続ける写真家の作品をリアルタイムに掲示。新聞やテレビからの情報だけでは得られない福島県の現状を紹介している。

 いずれの青果類も店舗まで足を運んで買い物をして、味わってみる価値は大いにありそうだ。

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