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斬新な「皮なし果物」人気
利便性かエコかで賛否両論も

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2014/03/01 16:00

 最近、「皮なし果物」が人気を博している。しかし商売は難しい。何でも皮なしにすれば良いわけでもなさそうだ。

 食べる際にむくのが面倒ならと登場して以来、ヒット商品となっている「皮なし果物」。ただし、日本国内と海外では事情が異なるようだ。

 「朝のリンゴは金」といわれるが、朝は出かける準備で慌ただしく、とても悠長にリンゴを切ったり皮をむく時間はない。また事前に皮をむき、変色防止にと塩水にひたせば、リンゴ本来の味が損なわれてしまう。

 そんな悩みを持つビジネスパーソンから、支持されるのが「アップルスイーツ」だ。同商品はカットされた青森県産リンゴが袋詰めされたもので、リンゴには独自のビタミンCを使った加工が施されており、変色することもない。販売方法もユニーク。関東は東京の地下鉄(6駅)、関西では私鉄(3駅)などに設置された自動販売機から購入が可能だ。

 種類は「あか(皮あり)、しろ(皮なし)各190円」が通年商品。ほかに季節商品1種(190円)と、リンゴにキャラメルソース、またははちみつをかけた「とろ~りキャラメル&生リンゴ」「とろ~りはちみつ&生リンゴ」がある。各250円。

アップルスイーツ
エム・ヴイ・エム商事株式会社
http://www.mvm.co.jp/applesweets/apple_lineup.html#apple_red より

 また、「色づくと医者が青くなる」と称される果物の1つがミカン。昔から旅行のお供として馴染み深いのが冷凍みかんだが、平成生まれの「むかん」は皮がない。コンビニのおにぎりの要領で簡単に開封できる包装を取り入れたところ、手間いらずと大評判となった。

 価格は1箱2個入りで400円と割高感は否めないが、それ以上に便利さとゴミとなる皮がないというアイディアが勝ったようだ。なお、同商品を一番おいしく食べるには、半解凍でシャーベット状態がベストだそうだ。

むかん
株式会社八ちゃん堂
http://www.hatchando.co.jp/lineup/cold_mukan/mukan2.php より

 しかし、海外では皮なしで批判を浴びた「バナナ」もある。ドイツの資本でオーストリアを中心に店舗を展開するスーパーマーケット「BILLA(ビラ)」の店頭に並んだのは、ラップで包装された皮なしのバナナだった。店を訪れた買い物客やネットユーザーからは、なぜ天然の包装である皮があるのにわざわざむいてしまうのかという声や、地球環境にも配慮を欠く素材で包装するとは何事だと批判の声が多数上がったという。そして最終的に同社は販売を中止し、謝罪することになった。

 日本では好評の皮むき果物だが、ところ変われば品変わるのようで、世界中どこでも好評とはならないようだ。

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