今年も続くパンケーキブーム。だが、次なる新しい味として「ポップオーバー」なる一品も、ヒットの兆しをみせている。こちらもパンケーキと同様に、食事としてもスイーツとしても、どちらでも楽しめるアメリカ生まれのおいしさだ。
ポップオーバーとは、卵をふんだんに使った生地を高温で焼き上げたデニッシュ。中身は空洞なので、商品のビジュアルはシュークリームの皮をイメージすればわかりやすい。食感は、外はサクサクで内側はもちもちとしている。発祥はアメリカ。しかし一説には英国の家庭料理で、ポップオーバーとよく似た「ヨークシャープティング」がルーツともいわれている。食べ方は、フレッシュな野菜類をはさんだり、フルーツやアイスクリームなどをトッピングと、食事にもお菓子にもなるため、甘党以外からも好評となっている。
日本では2年前の8月に、ハワイから専門店「Muu Muu POPOVER(ムウムウ ポップオーバー・日本での運営はソルト・コンソーシアム/本社:東京都港区)」が横浜にオープンし、現在は東京都内(六本木ヒルズ52階)と2カ所で展開している。メニューには、食事系は3種のハムとチーズ(単品780円)や、スイーツ系では季節のフルーツ&バニラアイスをトッピングしたポップオーバーアイランド(1,080円)などがあり、女性客を中心に連日大盛況のようだ。
また、ファストフードのフレッシュネスバーガー(運営はフレッシュネス/本社:東京都港区)でも、昨年4月に実施したモーニングメニューの刷新時にポップオーバー(セット450円、単品240円)を加えた。同店では、添えられたクリームをたっぷりつけて食べるのがおすすめ。なお、ポップオーバーは、テイクアウト不可となっている。

ポップオーバーを和訳すれば「はじけて飛び出す」。その名の通り、人気の味としてパンケーキの後継者として一気に躍り出るか。今後の動向が注目される。
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