インターナショナルデーターコーポレイションジャパン(IDC Japan)が3月11日に発表したレポートによると、2013年第4四半期の国内タブレット端末の出荷台数は、前年同期比21.5%増の223万台となり、四半期ベースで初めて200万台超の出荷実績を記録した。
アップル社の「iPadシリーズ」の出荷が好調だったほか、NTTドコモ向け4G回線付きアンドロイド端末の販売が順調なことや、マイクロソフト社の「Windowsシリーズ」端末の出荷が急拡大したことなどが、好調の要因として挙げられている。
こうした状況のもと、ライフメディア リサーチバンクが1月3日から8日にかけて行った調査によると、77.7%の人がタブレット端末を「持っていない」と回答した。
そこで、タブレット端末を持っていない人に、今後タブレット端末を利用したいかを尋ねたところ、「購入を検討している」は5.8%、「欲しいと思っている」は40.2%であったのに対し、54.0%の人が「購入・利用したいと思わない」と回答した。
タブレット端末を「購入を検討している」「欲しいと思っている」と回答した人にその理由を複数回答で聞くと、「持ち運びに便利そうだから」(52.4%)、「PCでできることの多くがタブレット端末でできるから」(48.0%)、「スマホより画面が大きく見やすいから」(43.8%)などが多かった。
一方、タブレット端末を「購入・利用したいと思わない」人にその理由を複数回答で聞くと、「パソコンがあれば良いから」(72.6%)が最も多く、以下、「スマホがあればいいから」(29.7%)、「価格が高いから」(14.6%)などが続いた。
パソコンやスマートフォンの普及が進む中、タブレット端末を持つことに対しては、賛否両論のようだ。さらに普及を加速させるためには、利用目的に応じたメリットを一層訴えていく必要がありそうだ。
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