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日本のコメ消費、コンビニ弁当やおにぎりは好調も
国内全体の消費は減少傾向、豊作でコメ余りも

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2014/05/18 16:00

 コンビニの弁当やおにぎりなどの米飯市場は堅調だが、コメの消費全体は落ち込んでいる。さらに、在庫過剰で機構による買い取りも実施される。

 矢野経済研究所は2013年10月から2014年1月にかけて米飯市場を調査し、その結果を3月に発表した。調査対象の米飯市場は、日本国内で流通する弁当やおにぎり、給食弁当などの日配米飯と、冷凍米飯、レトルト米飯などの加工米飯。

 調査結果によると、2011年度の米飯市場の規模は前年度比102.1%の2兆2,389億円(小売金額ベース)、2012年度は前年度比でほぼ横ばいの2兆2,392億円だった。また、2013年度の市場規模は、前年度比100.3%の2兆2,465億円と見込まれている。東日本大震災を機に、高齢者などのコンビニ利用が増え、コンビニを主要チャネルとする弁当やおにぎりの消費が伸びたほか、無菌包装米飯や冷凍米飯などの加工米飯についても、震災以後に需要が増加傾向にあることから、市場は堅調に推移している。

 しかし、国内全体で見るとコメの消費量は減少傾向にある。米穀安定供給確保支援機構が4月25日に発表した「米の消費動向調査結果」によると、1人の人が1カ月に消費する、家庭内と中食・外食を含めた精米消費量の平均値は、平成25年度が4,466グラムで、前年度の平均4,909グラムより9.0%減少した。

 さらに高値だった2012年産米の消費が落ち込んだうえ、2013年産米が豊作だったことから、市場にはコメの在庫が積み上がっている。そのため、米穀安定供給確保支援機構は、コメの値下がりに歯止めをかけるため、2013年産の主食用米35万トンを買い取ると発表した。買い取ったコメは、加工用や飼料用にされるという。

 日本は高齢化が進行しており、1人あたりのコメの消費量が減少している。さらに、食の欧米化でパンや麺類といった、小麦由来の食品の需要が拡大している。コメの需要を回復させるには、従来と違ったアプローチが必要なのかもしれない。

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