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映画3社、業績慎重な見通し
ヒット作で上ブレの可能性も

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2014/05/25 18:00

 東映は5月14日、平成26年3月期の決算を発表した。これで、2月決算の東宝と松竹とあわせて、映画会社3社の決算が出そろったことになる。

 まず東映は、平成26年3月期の連結売上高は前年度比6.5%減の1,182億1,100万円で、連結純利益は前年度比3.6%減の65億800万円だった。劇場版の『仮面ライダーシリーズ』やアニメ映画の『ドラゴンボールZ 神と神』などがヒットしたものの、前の期にはおよばず減益となった。今期の連結業績見通しは、連結売上高を前年度比15.4%減の1,000億円、連結純利益を前年度比26.2%減の48億円と見込んでいる。東映は今後、実写版『キカイダーREBOOT』のほか、玉木宏と石原さとみが出演する『幕末高校生』、現代版四谷怪談『喰女‐クイメ‐』などの公開を控えており、ヒットで巻き返しを図る。

 また、東宝が4月14日に発表した決算報告によると、平成26年2月期の連結売上高は前年度比2.3%減の1,976億2,400万円、連結純利益は前年度比5.9%増の176億9,700万円だった。宮崎駿監督作品『風立ちぬ』が興行収入120億円をこえる大ヒットを記録したほか、自社企画のお正月映画『永遠の0』もロングラン興行となったことなどが功を奏した。ただ、今期の見通しは反動減もあり、連結売上高を前年度比5.4%減の1,870億円、連結純利益を前年度比11.3%減の157億円と予想。東宝は今期、超人気ミステリーを映画化した『万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-』のほか、小栗旬がルパンを演じる実写版「ルパン三世」が控えており、ヒットが期待されている。

 一方、松竹が4月14日に発表した平成26年2月期の決算報告によると、連結売上高は前年度比13.2%増の889億3,700万円、連結純利益は104.9%増の20億5,200万円と好調だった。松竹が前期に建て替え開業した、歌舞伎座でのこけら落とし公演が好調で、業績に寄与した。しかし今期は通常の公演に戻ることから、今期の連結売上高を前年度比0.9%減の881億4,000万円、連結純利益を前年度比16.2%減の17億2,000万円と予想している。

 各社の今期の業績予想を見ると、そろって慎重な見通しを立てているようだ。公開映画のヒット次第では、業績が大きく上振れする可能性もあり、各社の今後の動向に注目したい。

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