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時給平均、派遣1,528円、バイト947円と上昇傾向も
企業は利益を圧迫し苦しい状況に

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2014/05/31 18:00

 最近、何かと騒がしいのが、非正規雇用の「時給」を巡る話題だ。アベノミクスでどうなっていくのだろうか。

 このところ、アルバイトやパートといった非正規雇用者の「時給」に関する話題がにぎやかだ。例えば飲食チェーンが時給1,300円以上にもかかわらず、人が集まらないことから、営業時間の短縮や閉店に追い込まれるケースがあるという。

 いま日本で非正規雇用者の時給はいくらなのか。リクルートジョブズ(本社:東京都中央区)がリクナビ派遣ほか、同社の運営する4つの求人ウェブサイトへの掲載情報をもとに集計し、毎月発表している三大都市圏(東京、東海、関西)の平均時給の調査結果を見てみよう。

 同社は、5月15日と23日に「2014年4月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査」と「2014年4月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」をそれぞれ発表した。調査結果によると、平均額は派遣が1,528円で、アルバイト・パートは947円。いずれも10カ月以上連続で前年同月を上回った。

 次に時給の最高額と最低額はどうか。派遣の最高額はIT・技術系のSE、プログラマー、ネットワークエンジニアで額は2,261円。最低額は医療介護・教育系の医療事務で1,092円となっている。アルバイト・パートでは、最高額は専門職系の看護師で1,570円。最低額は販売・サービス系のコンビニエンスストアのスタッフで時給額は880円だった。

 派遣とアルバイト・パートの時給の差は、企業が直接雇用するかどうかが影響している。アルバイト・パートは、企業自らが求人広告を出したり、面接や社会保険、退職手続きといった一連の雇用にかかわる対応が必要となる。それらの費用がかかる分、一般的に派遣と比べると時給が安くなる。一方で、派遣は直接雇用ではないことから、予想以上に早く契約が終了するリスクもある。

 長く続いた不景気に、ようやくピリオドかと期待がかかる日本。そして景気好転に勢いをつけるには、賃金アップも大切な要素ではある。しかし、多くの企業にしてみれば、賃金の高騰は利益の圧迫につながる。賃金アップと景気回復については、さまざまな議論が行われているが、これぞ妙案といえるものはまだなさそうだ。

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