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企業遊休地を活用したメガソーラー建設、相次ぐ
再生可能エネルギー事業が本格化か

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2014/06/14 14:00

 工場などの跡地を活用したメガソーラー発電所が全国各地で建設されている。企業にとっては長期間安定した収益を期待できる事業となりそうだ。

 全国各地でメガソーラー発電所が次々と建設されている。特に企業の遊休地を活用して参入するケースが増えている。

 メガソーラーとは、出力が1メガワット(1,000キロワット)以上の大規模な太陽光発電のこと。1メガワットの電力量で年間を通して、一般家庭約300世帯分の電気がまかなえる。

 2012年7月から「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が始まり、電力会社には太陽光や風力、地熱などの「再生可能エネルギー」で発電された電力を、一定の金額で買い取ることが義務付けられた。中でも、太陽光発電の買い取り金額が、他の再生可能エネルギーより高めに設定されているうえ、買い取り期間も20年間と長期間保証されていることから、採算面で不安のない投資として注目されるようになった。ただし、電気事業者が買い取りに要した費用は、使用電力に比例した賦課金によって電気料金の一部として、国民が負担することになっている。

 例えば、JX日鉱日石エネルギーは5月16日、愛媛県と香川県でメガソーラー発電事業を開始すると発表した。JX日鉱日石エネルギーは、再生可能エネルギーの普及と拡大に向け、自社グループの遊休地を活用したメガソーラー発電事業に積極的に取り組んでいる。今回発表した2つのメガソーラーは、松山油槽所跡地(愛媛県伊予郡松前町)と高松油槽所跡地(香川県高松市)をそれぞれ活用する。いずれも12月に送電を開始する予定。2つの発電事業が始まれば、JX日鉱日石エネルギーのメガソーラーは合計9件、約27メガワットになる。

 また、出光興産は3月から、兵庫県姫路市に建設していたメガソーラー「姫路発電所」の運転を開始した。姫路発電所は門司発電所に続く2件目のメガソーラーとなる。出光興産は遊休地を利用して、再生可能エネルギーへ取り組んでおり、姫路発電所の用地には旧兵庫製油所跡地を活用した。

 一方、工場跡地などを買い取り、メガソーラー事業を手がける企業もある。日本アジアグループのJAG国際エナジーは5月29日、茨城県稲敷郡河内町に民間企業が所有する約4万8,000平方メートルの工場跡地を取得し、約3.5メガワットの太陽光発電所「河内ソーラーウェイ」を建設すると発表した。発電した電力は東京電力へ売電する。

 太陽光発電所の建設には広大な用地を必要とするが、企業が保有する広大な遊休地を有効活用できれば初期投資を抑えることができる。長期的に安定した収益が見込めるメガソーラー事業は、エネルギー関連企業にとっては今後の有望な事業の一つになっていきそうだ。

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